【売上アップ】“声かけ”で客単価を上げる! 店内でもできるお祭り販売のコツ
										――「いらっしゃいませ!」のあと、あなたはどんな言葉をかけていますか?
実はこの“ひと声”が、売上を大きく変えることがあります。 商品を増やすより、POPを派手にするより、「声かけ」こそ最も即効性のある販売施策なんです。
私自身、店舗の現場で試した中でも特に効果を感じたのが、この「声かけ販売」。 最初は少し勇気がいりますが、
一度やってみるとその変化に驚くはずです。
結論から言うと、“声かけ”は売上アップの最短ルート。 しかも、道具も費用もいらない“ゼロ円販促”です。
この記事では、
実際に私が現場で実践してきた「店内お祭り販売」のコツを、 3ステップでわかりやすく紹介します。

大きな仕掛けより、小さな声かけ。
現場を動かすのは「声のチカラ」です。
ではここから、“声かけ販売”を実践するための3つのステップを紹介します。
どれも明日からすぐにできる内容です。
イメージは“店内お祭り”

花火大会やお祭りの会場で、こんな光景を見たことがありませんか?
- 大きなタライやケースに氷水をたっぷり入れ、その中でキンキンに冷えたドリンクが並ぶ。
 - 奥ではフランクフルトや焼きそばが香ばしく焼け、湯気と匂いが漂う。
 - スタッフが「冷えてま〜す!」「今焼き上がりました!」と声を張る。
 
――この雰囲気こそが「買う予定がなかった人」まで動かす力。
“祭りの空気”には、人をワクワクさせるスイッチがあります。
実はこの“お祭り感”は、特別なイベントがなくても店内で再現できます。 それが、「声かけ販売」です。

客単価アップの3ステップ
「声かけ販売」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、 実際はとてもシンプル。 ただし、“準備・タイミング・連動”の3つを押さえると効果が倍になります。
① 販売したい日を決める
まずは売れるタイミングを選びます。 イベント日・週末・天候変化など、“お客様が動きやすい日”を狙いましょう。
たとえば――
- 暑い日は「冷たいドリンクの日」
 - 寒い日は「ホット惣菜強化日」
 - 地域の行事・部活大会がある日は「弁当+飲料セット強化」
 

発注カレンダーを“販売カレンダー”に変える。
これだけで準備の意識が変わります。
② 商品を“多めに”仕入れる勇気を持つ
「声かけ」で売上を上げるためには、まず“売る量”を想定する必要があります。 普段より2〜3割多めに発注して、売場にボリュームを出しましょう。
私の店舗では、週末イベント時に100本単位でドリンクを仕入れることもありました。 在庫があることでスタッフも自信を持って声が出る。 売場の勢いは、まず“量の演出”から始まります。
③ 売場づくりと声かけを連動させる
商品を並べるだけでは伝わりません。 「声」と「演出」を連動させて、お客様の感情を動かします。
- レジ前:目立つように大量陳列(認知を高める)
 - カウンター:ファストフーズや温惣菜を「できたて」演出で訴求
 - お客様来店時:「今日はこちらの商品が人気ですよ!」と明るく声かけ
 - レジ対応時:「この商品、よく出てますがいかがですか?」と一言プラス
 
たった一言でも、“おすすめ”という信号が伝わるだけで購買率は2倍近く変わります。

人は“おすすめされる”と、安心して買う。
声かけは、信頼を届ける小さな接客です。

声かけのコツは“楽しさ”と“チームワーク”
最初は、声を出すことに抵抗があるスタッフも多いです。 「恥ずかしい」「断られたらどうしよう」――そう思うのは自然なこと。
でも、不思議なことに、一人が声を出すと店全体が明るくなるんです。 お客様もスタッフも、なんとなく笑顔になる。 この雰囲気が「また来たい」と思わせる店の空気をつくります。
私の店舗では、スタッフ同士でこんなやり取りが日常でした。
- 「今日は何本売れた?」
 - 「お客様、笑顔になってたね!」
 
こうした小さな会話がチームのモチベーションを上げ、 結果として“声かけ販売”の成功率も上がっていきます。

まとめ:声かけで店を活性化しよう!
声かけ販売は、ただ売るための技術ではありません。 接客×演出×チームの一体感で、客単価も雰囲気も、スタッフのやる気もアップします。
お祭りの屋台のように、お客様と会話をしながら販売する楽しさを、 ぜひ店内でも味わってみてください。
最初の一歩には勇気がいります。 でもその一声が、売上を、そして店の空気を変えるきっかけになります。

売れる店は、明るい店。
明るい店は、声が出ている店です。
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