こんにちは!はなぱぱです!
天候の乱れによる売上の減少は、店舗経営では避けられないものです。 しかし、雨や雪、台風といった状況でも「お客様はゼロになるわけではない」ということを、私は身をもって体験しました。
関東に台風直撃、あの日の記憶
数年前、関東に大きな台風が上陸しました。関東に台風が直撃すること自体が珍しく、地域全体が大きな混乱に包まれました。 多くのスーパーや個人店舗が早めに閉店を決め、私の店にも本部から「閉店指示」が出されました。
しかしそのとき、私は店に立ち、外の様子を見ていました。 「風は強いし雨も激しい。でも、お客様はまだ来てくださっている」 そんな状況でした。
「買う場所がないから来た」という声
周囲の店舗が次々と閉まる中、お客様は私たちの店を頼りに来てくれました。 中には「今日食べる分しか用意していない」という方も多く、雨風の中でも必死に買い物に来られていました。
普段は1週間分まとめ買いをする人もいれば、日ごとに買い物をする人もいます。 特に後者にとって、私たちのようなコンビニは生活の命綱。 「ここが閉まったら困る」という声を、直接耳にしました。
閉める決断の重さ
それでも夕方になると、本部から再度「閉店せよ」と強い指示。 お客様が増え、店内が忙しくなっていく中での閉店決断は、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
閉店後、帰路につくと、普段は明るい街道が真っ暗。 飲食店もスーパーもコンビニも、すべての灯りが消えていたのです。 その光景を見て初めて「本当に街全体が止まっている」という現実に気づきました。
店を開けている意味を改めて実感
その夜、私は自宅に帰り「自分の店で買い物をして帰ればよかった」と後悔しました。 そして同時に「どんな天候でも、店を頼りにしてくれる人が必ずいる」という事実を実感しました。
強い雨の日も、雪の日も、生活者にとって私たちの店はライフライン。 「こんな時でも店を開けてくれて助かった」という経験は、普段の信頼や日常の来店につながる。
まとめ:災害時の営業が教えてくれること
- 天候不良でも「その日必要なお客様」は必ず来る
- 営業を続けることは「信頼」や「日常の支持」につながる
- 閉店判断は難しいが、経験は必ず今後の経営に活きる
今回の経験から、私は「店を開け続ける意味」を強く学びました。 普段の営業でも、ただ売るだけでなく「お客様の生活を支える存在である」という意識を持つことが大切だと感じています。
では、また現場出会いましょう!