雨の日に客は増える?減る?コンビニで売れる商品(傘・ホット飲料・中華まん)や安全管理・転倒防止の工夫を、実際の現場経験から解説します。
雨の日はどうしても来店客数が減りがちで、「売上が落ちる日」と感じてしまう方も多いでしょう。 しかし実際には、雨の日だからこそ売れる商品や工夫できるポイントがあります。 ここでは現場の経験をもとに、雨の日に売れる商品と発注・売場づくりのコツをご紹介します。
雨の日に客は増える?減る?
基本的には客数は減少しがちですが、「近場で済ませたい」需要が発生するため、地域や時間帯によっては客数が一時的に増えるケースもあります。共通するのは、来店者が「今日必要なもの」を目的買いで求める点です。
雨の日に売れる商品ランキング
- 傘
→ 雨の日といえばやはり傘。特に降り始めのタイミングで需要が一気に高まります。 入口付近に展開することで「忘れたから買おう」という衝動買いにつながります。
ポイントは価格帯。 ・その場しのぎの安価なビニール傘 ・普段使いできる折りたたみ傘 ・しっかりした高価格帯の長傘 と幅広く揃えておくことで、ニーズに合わせた販売が可能になります。 - レイングッズ(カッパ・ハンドタオル)
→ 傘と一緒に「ついで買い」されやすいのがカッパやタオル。 レジ付近や傘コーナーに一緒に置くと購入率が高まります。 - 温かい飲み物・軽食
→ 雨宿りのついでに買われやすい商品。特にイートインスペースがある店舗では、 ポットのお湯やテーブルの清掃を事前に整えておくことで「ちょっと休憩していこう」という需要を取り込めます。
安全管理:転倒防止は「売上」と同列の最優先
- 入口・レジ前のこまめな拭き取り/水切りマットの活用
- 清掃直後は注意喚起POPを設置し、声かけも実施
- 雨具コーナーで水滴が落ちる動線を想定し、マットを追加
雨の日は数分の放置が事故に直結します。「安全管理=信頼の積み重ね」の意識で、売上対策と同列に最優先で対応を。
売場づくりと接客の工夫
雨の日は客数が減ってしまう分、売上を確保するには「1人あたりの購入点数」を増やす工夫が大切です。
- 傘は必ず入り口に展開する(可動式什器を活用)
- レイングッズを一緒に置いてクロスセルを狙う
- イートインの清掃や準備をして「安心して使える環境」を用意
- 普段より客数が少ない分、お声がけやちょっとした接客で満足度を高める
まとめ:雨の日は「目的買い×安全管理」で信頼を守る
雨の日に客は増える/減るの差はあっても、目的買いは確実に発生します。売れる商品を取り切りつつ、転倒防止を徹底。これがリピーターを増やす近道です。
雨の日に来店するお客様は確かに少なくなります。 しかし、その分「来てくださったお客様に確実に応える」姿勢が大切です。 一つひとつの需要に対応し、1つでも多く買っていただく努力を積み重ねれば、 1日、1か月、1年単位で見たときに大きな差となって表れます。
雨の日に売れるものを把握し、適切な準備と接客を行うことで、 お客様の満足度はむしろ晴れの日以上に高まることもあります。 「雨の日=売上減」と考えるのではなく、 「雨の日=需要を拾うチャンス」として取り組んでいきましょう。
雨の日は客数が減少する一方で、温かい商品やレイングッズなど特有の需要があります。 売上対策と同時に、安全管理を徹底することがリピーター獲得につながります。
では、また現場で会いましょう!
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