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年末年始も営業する理由|コンビニが地域インフラであると考える理由

hanapapa
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

年末年始になると、
スーパーは当たり前のように休業し、
最近ではコンビニでも営業時間を短縮したり、
そもそも営業しない店舗を見かけるようになりました。

「この期間は休むもの」
そんな空気が、少しずつ当たり前になってきているように感じます。

もし国全体、あるいはチェーン全体で、
「年末年始は営業しない」と決めてしまえば、
現場の負担は、確かに軽くなるのかもしれません。

ただ一方で、
それによって生まれる別の現実もあると思っています。

数日分の食料を事前に買いだめしなければならない人。
高齢者や単身世帯にとっては、
それ自体が大きな不安になることもあります。

「いつでも開いている」
この言葉が持つ意味は、
単なる便利さだけではありません。

困ったときに行ける場所がある。
灯りがついている店がある。

それだけで救われる人が、
確かに存在します。

もちろん、
この想いをスタッフ全員に同じように求めることはできません。

年末年始の働き方に対する考え方は人それぞれですし、
家族との時間を大切にしたいという気持ちも、
とても自然なものです。

無理をさせるべきではない。
それは、経営側としてはっきり意識すべき前提です。

それでも私は、
「地域を支える場所として、店を開ける」
という選択そのものに、意味があると感じています。

コンビニが支えられる範囲は、決して広くありません。
それでも、
小さな範囲を、確実に支えることはできる

この記事では、
年末年始に店を開けるという選択について、

  • 「いつでも開いている」ことの価値
  • 理想と現実の間での経営判断
  • コンビニを「小さなインフラ」として捉える視点

を、経営者目線で整理していきます。

売上や効率だけでは語れない、
「そこにある意味」を、
一度立ち止まって考えてみたいと思います。

この記事で分かること

  • 年末年始でもコンビニが店を開ける意味とは何か
  • 「休むべき」という空気の中で生まれる別の現実
  • 年末年始営業が、高齢者・単身世帯に与える影響
  • 理想と現実の間で、経営者がどう判断するべきか
  • コンビニを「小さなインフラ」として捉える考え方

「いつでも開いている」ことの価値

みんな休みたいよね

コンビニの最大の強みは何か。
商品数でも、価格でもなく、
「必要なときに、開いている」ことだと思っています。

この価値は、
普段はあまり意識されません。

でも、年末年始のように
多くの店が閉まる時期になると、
一気に浮き彫りになります。

困ったときに「行ける場所」がある安心

年末年始は、

  • スーパーが休み
  • 飲食店も閉店
  • 営業時間が読めない

という状況が重なります。

そんな中で、

「あそこなら開いている」

という存在は、
想像以上に人の心を支えています。

買い物の金額は小さくても、
必要なものが手に入る。
温かい飲み物が買える。

それだけで、
ほっとできる人が、確かにいます。

年末年始のコンビニの役割
・物を売る場所
・安心を提供する場所

高齢者・単身世帯にとっての現実

数日分の食料を、
事前にまとめて買いだめできる人ばかりではありません。

特に、

  • 高齢者
  • 一人暮らし
  • 体調や生活リズムに不安がある人

にとっては、

「必要なときに少量だけ買える」

という選択肢そのものが、
生活を支える要素になります。

年末年始に店が閉まることで、
こうした人たちが感じる不安は、
決して小さくありません。

売上や効率だけでは測れない価値

年末年始の営業は、

  • 人件費が高い
  • オペレーションが厳しい
  • 効率が良いとは言えない

という側面も、確かにあります。

それでも、

「そこに店がある」

という事実が、
地域に与える影響は、
売上や効率だけでは測れません。

注意したい視点
数字に出ない価値ほど、
あとから効いてくる

経営者目線|「開ける」という選択の重さ

はなぱぱ
はなぱぱ

年末年始に開けるかどうかは、
簡単な判断じゃありません。
でも「誰かの生活を支えている」という意識があると、
この仕事の意味を改めて考えさせられます。

年末年始に営業することは、
「当たり前」ではありません。

だからこそ、

開けていること自体が、価値になる

そう考えています。

次の章では、
この想いと現実の間で、
経営としてどう折り合いをつけるのかを整理します。

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理想と現実の間で

現実は

年末年始に店を開ける意味がある。
そう感じていても、
それをそのまま現場に押し付けてはいけないとも思っています。

ここには、
理想と現実の間での、
とても難しいバランスがあります。

この想いを、スタッフ全員に同じように求めることはできない

年末年始の働き方に対する考え方は、
人それぞれです。

  • 家族と過ごしたい人
  • 帰省したい人
  • 体力的に厳しい人

どれも、
とても自然な気持ちです。

だから、

「想いがあるなら働くべき」
「使命感があるなら出てほしい」

そんな言い方をするつもりはありません。

大前提
無理をさせるべきではない

現実として、限られた人員での営業になることもある

年末年始は、

  • シフトが組みにくい
  • 人が集まりにくい
  • 普段通りの体制は難しい

という現実があります。

結果として、

  • 最小限の人員
  • 売場やサービスを絞った営業

になることもあります。

それでも、

「開けている」こと自体に意味がある

という判断も、
経営としては一つの選択肢です。

「完璧な営業」を目指さなくていい

年末年始の営業は、
普段と同じクオリティを求めると、
現場が苦しくなります。

だからこそ、

  • 商品を絞る
  • サービスを限定する
  • 無理のないオペレーションにする

という割り切りも大切です。

年末年始営業の考え方
完璧を目指さない
続けられる形を選ぶ

経営者目線|「想い」と「現実」を両立させる判断

はなぱぱ
はなぱぱ

想いだけで突っ走ると、現場が壊れます。
でも、現実だけを見ると、この仕事の意味を見失う。
その間で悩みながら決めるのが、経営だと思っています。

年末年始の営業は、

  • 正解が一つではない
  • 店ごとに条件が違う

だからこそ、

「自分たちにとっての最適解」を選ぶ

という姿勢が、大切になります。

次の章では、
この判断をもう一段広い視点で捉え、
コンビニを「小さなインフラ」として考える話をします。

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コンビニは、小さなインフラだと思う

地域を支える

コンビニが支えられる範囲は、
決して広くありません。

医療のように命を直接救えるわけでもない。
行政のように制度で支えられるわけでもない。

それでも、
私はコンビニを「小さなインフラ」だと思っています。

支えられる範囲は小さい。でも、確実に支えている

コンビニが提供できるのは、
「生活の全部」ではありません。

でも、

  • 食べ物
  • 飲み物
  • 日用品
  • 最低限の明かり

この「小さな範囲」を、
確実に支えることができます。

そして年末年始のように、
多くの店が閉まっている時期ほど、
この存在価値ははっきり浮かび上がります。

年末年始に増すコンビニの価値
・必要なものが買える
・困ったときに頼れる

売上のためだけではなく、「そこにある意味」を考えて営業する

もちろん、経営なので、
売上や効率を無視することはできません。

ただ、年末年始に関しては、
それだけで語り切れない部分があります。

「効率が悪いから閉める」
それも一つの判断です。

でも、
「効率は悪いかもしれないけど、必要としている人がいる」
そう考えて営業するのも、また一つの判断です。

私は、
この仕事を続ける上で、
「そこにある意味」を考えることが、
自分自身の支えにもなると思っています。

年末年始の営業は、自分にとって「経営とは何か」を考える時間でもある

年末年始の営業は、
正直、楽ではありません。

  • 人員は薄くなりやすい
  • イレギュラー対応が増える
  • スタッフの負担も大きい

それでも店に立つと、
普段とは違うお客様の動きが見えたり、
「ありがとう」と言われる機会が増えたりします。

それは、
自分にとって

「コンビニ経営とは何なのか」

を改めて考える時間にもなります。

年末年始は
売上だけでなく、
「役割」を再確認できる期間

経営者目線|「小さくても支える」ことに意味がある

はなぱぱ
はなぱぱ

支えられるのは、ほんの一部の地域かもしれない。
でも、その一部の人にとっては、確実に必要な店になる。
だから私は、年末年始でも「支える意識」で店を開けたいと思っています。

コンビニは、
「大きな社会インフラ」ではありません。

でも、

小さなインフラとして、生活の足元を支える存在

には、なれると思っています。

次は最後に、
年末年始に営業する・しないに正解がない中で、
それでも自分が大事にしたい結論をまとめます。

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まとめ|年末年始の営業に、正解はない。でも大事にしたいことがある

大事にしたいこと

年末年始に店を開けるべきか、
それとも休むべきか。

この問いに、
誰にとっても正しい答えはないと思っています。

立地も違えば、
スタッフ構成も違う。
売上も、体力も、事情も、すべて違います。

「休む判断」も、立派な経営判断

まず大前提として、
年末年始に休むという判断は、
決して否定されるものではありません。

  • 人が集まらない
  • 無理をさせたくない
  • 継続できる形を優先したい

こうした理由から休むのも、
立派な経営判断です。

無理をして続けた結果、
現場が疲弊してしまっては、
本末転倒です。

忘れてはいけない前提
続けられない形は、正解ではない

それでも「開ける」という選択に、意味を見出したい

そのうえで、
私自身は、

「地域を支える小さなインフラとして、店を開ける」

という選択に、
意味を感じています。

支えられる範囲は、
本当に小さい。

でも、

  • 困ったときに行ける
  • 灯りがついている
  • 必要なものが少しだけ買える

その「少し」が、
誰かの安心になることもあります。

経営者目線|「なぜ開けるのか」を、自分の言葉で持つ

はなぱぱ
はなぱぱ

年末年始に店を開ける理由は、
誰かに説明するためじゃなく、
自分が納得するために必要だと思っています。
その理由があれば、迷いながらでも前に進める。

売上のためでもいい。
地域のためでもいい。
自分の信念でもいい。

大切なのは、

「なぜ、その選択をするのか」を、自分の中で言葉にできているか

だと思っています。

年末年始は、経営の原点を見つめ直す時間

年末年始の営業は、
数字だけを追いかけると、
どうしても割に合わなく感じます。

でもその分、

  • この仕事の意味
  • 店の役割
  • 自分は何を大事にしたいのか

を、
立ち止まって考える時間にもなります。

年末年始に店を開けるかどうか。
そこに正解はありません。

ただ、

「自分なりに考え、選んだ答え」を持っていること

それ自体が、
経営者として、とても大切なことだと思っています。

この時期だからこそ、
一度だけ、
「なぜこの店をやっているのか」
そんな原点に、立ち返ってみてはいかがでしょうか。

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はなぱぱ
はなぱぱ
経営者
はじめまして、はなぱぱです。 コンビニ経営に携わって13年。 店舗での経験や経営者としての苦労、従業員教育の工夫などをまとめています。 経営者や店舗責任者はもちろん、従業員の方にもわかりやすく役立つ情報を発信していきます。

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