【現場エピソード】冷凍食品売場の魅力と気づき|今だからこそ売れる理由

収益改善のヒント

値上げラッシュの中で、冷凍食品は品質や量を維持しつつ価格据え置きの印象が強いカテゴリーです。現場で感じたことや実際に使ってみた感想から、売場づくりのヒントをまとめました。

弁当が値上がりする中で「冷凍食品の安さ」が光る

ここ数年、コンビニ弁当は値上げや内容量の調整が進んでいます。 それに比べて冷凍食品は大きな値上がりが見られず、品質も維持されている印象があります。 以前は「チャーハンや餃子=弁当より高い」というイメージでしたが、今は逆に弁当より割安に感じられるほどです。

実際に使ってみて感じた企業努力

私自身、家庭でもよく冷凍食品を使います。特に驚かされるのが餃子です。 フライパンに並べて蓋を閉めるだけで、外はカリッ、中はジューシー。 「これはプロの料理人が作ったのでは?」と思うくらいの仕上がりになります。 チャーハンも電子レンジで温めるだけで十分美味しいですが、フライパンで軽く炒め直せば外食レベルの味に変わります。 さらにブロッコリーやほうれん草、いんげん、オクラなどの冷凍野菜。 生の野菜を使うと下処理や茹でる手間、余った分の管理が大変ですが、冷凍なら必要な分だけ使えて無駄が出ない。 この手軽さは本当にありがたいと感じます。

売場管理の大切さ

店を運営する立場からすると、冷凍食品は「目的買い」と「ついで買い」が半々くらいに見えます。 特に唐揚げ・餃子・チャーハンといった主力商品は「目に入ったから買おう」と思わせる力が強いカテゴリーです。 だからこそ面でしっかり見せることが重要です。 「冷凍野菜」などは完全に目的買いで探して来るお客様が多いですが、それでもメンテナンスをしてきれいに並んでいると安心感を与えられます。 また、メンテナンスの際には在庫確認や補充もできるので、売場を整える=販売機会を逃さないことにつながります。

冷凍食品が持つこれからの可能性

冷凍食品は保存性が高く、廃棄が出にくいため利益率が安定します。 しかも今は「安いのに美味しい」「手間なく使える」ことで評価が高まっています。 昔の「冷凍=安っぽい・味が落ちる」というイメージは完全に覆り、 むしろ外食や弁当と比べてコスパが良いと感じてもらえる時代になっています。 この背景には、メーカーの企業努力と、現場でのメンテナンス・売場づくりの工夫が欠かせません。 私自身、店頭でも家庭でもその価値を実感しています。

まとめ

冷凍食品は値上げの波を受けにくく、品質も維持されている数少ないカテゴリーです。 弁当との価格比較で「安い」と感じてもらえる今こそ、売場を強化するチャンスだと思います。 そして売場管理の基本は「面で見せる」「きれいに保つ」。 その小さな積み重ねが、+αの売上と信頼につながっていくと実感しています。

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