人材育成
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ドラマ『ハケンの品格』に学ぶ経営のあり方

hanapapa
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本記事ではドラマ『ハケンの品格』を経営の視点で振り返り、経営者・店長・リーダーに役立つ「人材活用」「信念」「人望」のヒントを解説します。

2007年に放送され、2020年に13年ぶりに続編が放送されたドラマ『ハケンの品格』。
主演の篠原涼子さん演じる「大前春子」をはじめ、数々のキャラクターを通して「働くとは?」「組織とは?」を問いかける作品でした。

ただのドラマとして楽しむだけでなく、経営の視点で見てみると多くの学びがあります。
私自身、経営者として現場を預かる中で「これはそのまま店の運営に活かせる」と感じた部分がありました。
今回は、主要な登場人物から学べる経営のヒントを整理してみます。


大前春子からの学び:目的意識と自己成長

春子は、数々の資格を持つ“スーパーハケン”として、派遣先で次々にトラブルを解決していきます。
冷たく見える態度の裏には、「限られた時間で自分の価値を発揮する」という強いプロ意識がありました。

この姿勢から学べるのは、目的意識を持ち、自己研鑽を続けることの大切さです。

『ハケンの品格』で特に印象的だったのは、大前春子が膨大な数の資格を持っているという設定です。
医療から調理、運転免許、語学まで幅広く、まさに「資格のデパート」。その数とジャンルの広さは、現場での即戦力として彼女を際立たせています。

はなぱぱ
はなぱぱ

以下に、作中で確認できた資格をカテゴリごとに整理しました👇

カテゴリ 資格・技能
語学 スペイン語会話 [ep1] / ロシア語会話 [ep2]
動物 犬訓練士 [ep16] / 初生雛鑑別師 [ep4]
医療系 看護師 [ep16] / 助産師 [ep3] / あん摩マッサージ指圧師 [ep4]
分析系 検査分析士 [ep12] / 鑑識検定(初級)[ep10] / 気象予報士 [ep10]
武道 剣道 四段 [ep6]
調理 調理師 [ep16] / 栄養士 [ep5] / ふぐ調理師 [ep4] / 食品衛生管理者 [ep16] / カレーマイスター [ep11]
運転免許 普通自動車免許 [ep5] / 大型自動車免許 [ep4] / 大型自動二輪免許 [ep2] / 車両系建設機械運転者 [ep7] / 小型船舶操縦士(水上バイク)[ep9] / 海技士(航海)(6級海技士)[ep9]
その他 昇降機検査資格者 [ep8] / 危険物取扱者 [ep4] / 核燃料取扱主任者 [ep4] / 理容師 [ep4] / アロマテラピー [ep4] / スカイダイビング [ep4] / 交通巡視員(自転車安全運転指導員)[ep17] / スピーチ検定(三段)[ep12] / ジグソーパズル検定(1級)[ep12] / 左官技能士(1級)[ep13] / 囲碁棋士(アマチュア七段)[ep14]

これだけの資格を本当に取るとしたら、どのくらい時間がかかるの?

はな
はな
はなぱぱ
はなぱぱ

運転免許の場合、バイクと車で学科が重複する分とか省略できるよね。

それでも合計で20~30年かかるみたい。

え〜。現実的じゃないね〜。

はな
はな
はなぱぱ
はなぱぱ

時間的に考えれば、これだけの資格を取るのは非常に難しい、正直、非現実的かもしれないね。
しかし「学校を卒業して社会に出ても、常に学び続ける姿勢が大切だ」と考えれば、まったく不可能というわけでもないかもね。
長い年月をかけて少しずつ積み重ねていけば、現実でも春子のように幅広いスキルを持った人材に近づくことはできるんじゃないかな。

アルバイトやパートの立場に置き換えてみても、ただ「仕事に入って時間を過ごす」だけでは成長しません。
「何のために働くのか」「自分はどんなスキルを磨きたいのか」という視点を持てば、同じ仕事でも得られる成果は大きく変わります。

現場でスタッフと話していると、「103万円の壁」「130万円の壁」という言葉は知っていても、仕組みを正しく理解していない方が多くいます。結果的に損をしたり、自分の将来につながらない働き方になってしまうこともあります。

春子の姿は、“目的を持って働き、自分を磨く人間は強い” というメッセージそのもの。
経営者としても、従業員に「自分のために働く意識」を持たせてあげることが、組織を強くするポイントだと感じました。

自己研鑽最高到達

里中賢介からの学び:人柄と人望が経営の軸

小泉孝太郎さん演じる里中は、正社員と派遣社員を区別せずに公平に接し、部下の人望を集める上司でした。
経営者目線で見ると、彼の姿勢は「人を動かす力とは何か」を教えてくれます。

能力や学力が高いことはもちろん大切です。
しかし実際の現場では、どれだけ優秀でも「人がついてこなければ組織は動かない」という現実があります。

里中が示したのは、経営において最も大事なのは“人柄と人望”だということ
例えば、売上や数字が厳しい時期でも、リーダーの人柄や信頼関係があればスタッフは踏ん張れるものです。

経営者に求められる資質は「カリスマ性」よりも「信頼性」。
私自身も、里中のように部下から「この人のために頑張ろう」と思ってもらえる存在であるかを常に問い直す必要があると思いました。

人望こそが組織を支える力

東海林武からの学び:信念と意思を持つこと

大泉洋さん演じる東海林は、当初は派遣社員を軽視し偏見を持っていました。
しかし春子との出会いや様々なトラブルを経て、自分の価値観を見直していく人物です。

彼から学べるのは、会社や上司への忠誠だけではなく、自分自身の意思と信念を持つことの大切さ

組織に属していると「言われた通りに動く」ことで安心してしまう人が多いです。
しかし経営者にとって一番大切なのは、「自分はどうしたいのか」「何を信じて行動するのか」という軸。

環境や上層部の意向に流されるだけでは、組織を導くことはできません。
東海林が最後に見せた「自分の信念に基づく行動」は、経営においても必要な覚悟を教えてくれます。

パパここだけ画像ないよ?

はな
はな
はなぱぱ
はなぱぱ

良いんじゃないかな。マリモだしクルクルパーマだし。

まとめ:『ハケンの品格』は現代経営の縮図

『ハケンの品格』は単なる人間ドラマではなく、現代社会の働き方や組織の課題を映し出した作品だと思います。

  • 春子からは「目的意識と自己研鑽の大切さ」
  • 里中からは「人柄と人望によって人を動かす力」
  • 東海林からは「信念と意思を貫く姿勢」

それぞれが持つ価値観や行動は異なりますが、どれも経営の現場に直結する学びです。

「今の職場に取り入れられる要素は何でしょうか?」

経営とは戦略や数字を扱うだけでなく、人をどう活かし、どう導くか が常に問われる仕事です。
時には効率や合理性を優先するだけではなく、信念を持ち、人を思いやり、そして自分自身を磨き続ける姿勢が求められます。

『ハケンの品格』を振り返ることで、私自身も「経営者としてどうありたいか」を改めて考えさせられました。
変化の激しい時代だからこそ、春子・里中・東海林それぞれの姿から学んだ要素を、自分の経営スタイルにどう取り入れるか。これが今後の成長につながる大切な視点だと思います。

経営者として指揮し束ね導く
ABOUT ME
はなぱぱ
はなぱぱ
経営者
はじめまして、はなぱぱです。 コンビニ経営に携わって13年。 店舗での経験や経営者としての苦労、従業員教育の工夫などをまとめています。 経営者や店舗責任者はもちろん、従業員の方にもわかりやすく役立つ情報を発信していきます。
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