【体験記】星のや軽井沢で学ぶ「価格以上の価値提供」|接客と空間づくりのヒント

現場エピソード

【体験記】星のや軽井沢に泊まって感じた「価格と価値」|経営に活かせる学び

こんにちは、はなパパです。

今回は、夏の繁忙期に「星のや軽井沢」に宿泊した際の体験を、コンビニ経営に活かせる学びと合わせてお話しします。

高価格でも納得できる「価値提供」

星のや軽井沢は決して安い宿泊施設ではありません。繁盛期ということもあり、宿泊料金はかなり高額でした。

しかし実際に泊まってみると、価格に見合った、いやそれ以上の満足感がありました。理由はシンプルで、スタッフ一人ひとりの接客姿勢と、細やかな心配りが素晴らしかったからです。

宿泊料金の整理

今回の「星のや軽井沢」宿泊料金を整理すると、以下のようになりました。

1室目(大人2名+6歳以下1名)

  • 2025/08/14:大人 ¥65,853 × 2名 + 子供(6歳以下) ¥65,703 × 1名
  • 2025/08/15:大人 ¥60,045 × 2名 + 子供(6歳以下) ¥59,895 × 1名
  • 合計:¥377,394

2室目(大人2名)

  • 2025/08/14:大人 ¥94,348 × 2名
  • 2025/08/15:大人 ¥85,636 × 2名
  • 合計:¥359,968

総合計

¥737,362(税込)

繁忙期ということもあり、かなりの高額ではありますが、実際に体験してみると「価格に見合った満足感」がありました。 このように数字を整理すると、経営判断として「高価格でも価値が提供できれば納得される」という学びを改めて実感できます。

小さな気配りが大きな満足に変わる

到着時、スタッフの方から「おもちゃ王国楽しかったですか?」と声をかけてもらいました。

実は、子どもに貼っていた「迷子シール」を剥がし忘れており、それを見て声をかけてくださったのです。

このちょっとした観察力と気配りが、「ここでは安心して過ごせる」という信頼感につながりました。まさに、経営においても「お客様をよく観察し、先回りして声をかける」ことの大切さを教えられました。

心地よい空間を演出する工夫

敷地が広大なため、移動は送迎車を利用します。その車内では、自然の景色に合うBGMが流れ、スタッフも柔らかな口調で話しかけてくれました。

観光スポットや食事処の案内も、マニュアル通りではなく、自分の体験を交えた「リアルなおすすめ」。さらに「待ち時間」や「予約の取り方」まで教えてくれる配慮があり、無駄な時間を過ごすことなく快適に過ごせました。

ここから学べるのは、「お客様に時間を有効に使っていただく工夫」がリピートや満足度につながる、という点です。

大自然と調和した空間デザイン

そして何よりも印象的だったのは、自然の中に溶け込むような空間設計です。池の周りに立ち並ぶ部屋は、まるで都会の喧騒から隔絶された別世界。

「人が最大限リラックスできる環境」を追求した空間づくりは、まさに経営においても「人にとって心地よい環境を作ることの重要性」を教えてくれました。

高い価値がもたらす「客層」と「空気感」

高い価値を提供することで、お客様は「価格に納得し、それに見合った金額を支払う」ことを惜しまなくなります。 結果として、集まる客層も自然と「価値に対して対価を払うことを当然と考える層」になります。

実際に宿泊して感じたのは、空間そのものが特別であるだけでなく、お客様同士の自然な交流や挨拶が生まれる雰囲気があったことです。 星のや軽井沢はペット同伴も可能で、ペット専用のスカーフなども用意されており、可愛くコーディネートされた姿をきっかけに、飼い主同士の会話が生まれる場面もありました。

このように、心にゆとりを持たせる仕掛けが随所に施されており、結果的に「人と人がつながる空間」が実現されています。 これは、価格の安い宿泊施設ではなかなか得られない、心の豊かさを生む環境デザインだと感じました。

コンビニ経営への学び

この体験から学べるのは、「安さだけでは選ばれない」ということです。 コンビニにおいても、ただ商品を揃えて安く売るだけでは差別化はできません。 ちょっとした声かけや店内の雰囲気づくりによって、「安心できる」「ここで買いたい」と思わせる空間を作ることが、結果的にリピーターやファンの獲得につながります。

経営に活かせる学び

  • 価格以上の価値提供:価値が明確なら高価格でもお客様は納得する。
  • 小さな気配りの積み上げ:観察と先回りの声かけが大きな満足を生む。
  • 時間価値を守る仕組み:待ち時間や移動のストレスを最小化する工夫が信頼を高める。
  • 空間づくりはサービスそのもの:心地よい環境は体験価値を押し上げる。

コンビニ経営も同じで、ただ「安さ」や「便利さ」を提供するだけでは差別化は難しい時代。お客様にとっての心地よさや安心感を追求することが、選ばれる店舗につながるのだと実感しました。

まとめ:価格以上の価値が人を動かす

今回の「星のや軽井沢」での体験を通じて強く感じたのは、価格そのものよりも提供される価値が大切だということです。 宿泊料金は高額でしたが、スタッフの細やかな気配りや空間づくりのおかげで「納得」どころか「また来たい」と思える満足を得られました。

経営においても同じで、ただ安さや利便性を提供するだけでは選ばれる理由になりません。 お客様が「この金額を払う価値がある」と感じるような体験や環境を提供できるかどうか。 そこにこそ、長く愛される店舗づくりのヒントがあると感じます。

価格と価値のバランスを見極め、心のゆとりや信頼感を提供することが、結果的に収益にもつながる経営の本質なのだと思います。

今回の宿泊中に読んだ一冊

星のや軽井沢での滞在中、時間を見つけて読んだ本があります。 それがこちらの『彼はそれを「賢者の投資術」と言った』(水瀬ケンイチ著)です。

著者が25年間にわたり実践してきたインデックス投資の道のりをまとめた内容で、 「長期・分散・低コスト」の大切さを改めて学ぶことができました。 経営者として日々の店舗運営に忙しい中でも、長期的な視点で資産を育てるヒントが得られる一冊です。

では、また現場で会いましょう!

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