【猛暑に売れるものランキング】飲料・氷・冷感グッズで売上を守る方法
飲料・氷・冷感グッズで“売上を守る”現場の戦略
猛暑日が続くと、店の前を歩くお客様の数が一気に減ります。
外に出るだけで体力を消耗し、買い物すら控える人も増える。
――そんな日こそ、売上を落とさず守る「準備」と「工夫」が問われます。
実は、猛暑日は“動く商品”がはっきりしています。
スポーツドリンク、氷、冷感グッズ、塩分補給アイテムなど、
気温とともに需要が跳ね上がるカテゴリを押さえておくだけで、
売上の落ち込みを最小限に抑えることができます。
本記事では、現場経験にもとづき、
猛暑日に売れる商品ランキングと、時間帯別の売場づくりのコツを紹介します。
「暑い日こそチャンスに変える」ための実践ノウハウを、わかりやすくまとめました。

「暑い日に売れるものなんて、わかりきってるよ」――
そう思わずに、ぜひ最後まで見ていってください。
きっと新しい気づきがありますよ。たぶん。
それではまず、猛暑日に間違いなく売れる商品をカテゴリー別に見ていきましょう。
売場づくりや発注の参考に、現場で使えるランキングとして整理します。
猛暑に売れるものランキング 〜現場で押さえておきたい定番5カテゴリ〜

🥤 ① スポーツドリンク・水
猛暑の主役といえばやはりこのカテゴリ。
汗をかく分だけ水分と電解質の補給が必要になるため、日中の売上構成比は一気に上がります。
アクエリアス・ポカリスエット・アミノバリューなどの定番商品はもちろん、
「水」単体でも低単価商品などを置くだけで回転率が変わります。

「冷えてるなんて当たり前」って思うかもしれませんが、
真夏の猛暑日には、常温で置いておくとすぐあたたかくなってしまうんです。
一度あたたかくなると、冷やすまでに本当に時間がかかります。
だからこそ、「冷えた状態で提供できること」がとても大切なんです。
🧊 ② 氷(板氷・カップ氷・ロックアイス)
氷は“飲み物を冷やす”だけでなく、“熱中症対策”としての需要も増えています。
特に夜間は「まとめ買い」「業務利用」で動く傾向が強く、
気温が30℃を超える日は在庫の確保がカギになります。

当然のことですが、まず“品切れを起こさない”ことが最優先です。
突発的な需要なんて、週に何度も起こりますからね。
予測できない動きがあるからこそ、
常に在庫をしっかり確保しておくことが大事なんです。
🫧 ③ 無糖炭酸水
健康志向と「のど越しニーズ」の両方を満たす夏の新定番。
コーラやサイダーより“すっきり飲みたい”層に刺さり、特に20〜40代男性のリピート率が高い商品群です。

無糖の炭酸水は、お酒と一緒に買われることも多いですが、
普段の“喉を潤す”タイミングでもよく選ばれます。
汗をかいてもベタつきにくいから、
暑い時期には特に売れやすいんです。
🧂 ④ 塩分補給アイテム(タブレット・飴)
熱中症予防への意識が高まる中で、飲料売り場近くやレジ前での展開が効果的。
買い忘れ防止・ついで買いを促す「マスト置きアイテム」です。

建築現場など、外で働く人たちにとっては、
この時期のマストアイテムなんです。
朝お店に来て、氷・飲み物・スポーツ新聞・タバコ、
そして“塩分タブレット”。
どれも一日のスタートに欠かせないものなんですよ。
❄️ ⑤ 冷感グッズ(冷却シート・冷却スプレー・ネックリングなど)
年々売上が伸びている“体感冷却アイテム”。
特に猛暑日やイベント時には、ドリンクとセットで動く傾向があります。

最近では、建築現場ではもちろん、
一般の方でも“空調服”を使う人が増えてきましたね。
真夏の作業や外出には、もう必需品です。
まだコンビニでは販売していませんので、
お求めの方は下のリンクからどうぞ!

☂️ 見落としがちな商品:雨具

猛暑日には突発的な“夕立・ゲリラ豪雨”が発生することもあります。 このとき傘を持ち歩いている人は少ないため、急な需要が発生します。 傘の在庫を確保しておけば「思わぬ売上」につながる大きなチャンスです。

雨の予報が出ているときよりも、
突然のゲリラ豪雨のほうが傘はよく売れます。
みんな準備ができていない分、
“今すぐ必要!”という需要が一気に高まるんです。

🕒 時間帯別の売場戦略 〜“売上を守る補充のリズム”をつくる〜

猛暑日は気温だけでなく、お客様の行動パターンも変わります。
日中は外出を控える方が増えるため、売上のピークは「夕方〜夜」「早朝」にずれる傾向があります。
つまり、通常の日よりも時間帯別の補充・売場調整が重要になるのです。
🌅 早朝(5時〜9時):「出勤前・通学前の需要を逃さない」
- 朝の出勤・通学前に“冷たいドリンクを買う”ニーズが増加。
- 飲料・水・スポーツドリンクを棚前面に出しておく。
- 「塩分補給」「朝から元気に!」のPOPで、疲労感への意識を喚起。
- 冷蔵庫・氷の残量をこの時間にチェックしておくと、昼の欠品を防げる。
🌞 日中(10時〜16時):「清掃・在庫整理の時間にあてる」
- 猛暑日の昼間は来店数が減りやすい。
- この時間帯は“売場メンテ・発注見直し・冷却機器チェック”に充てるのが効果的。
- 氷・飲料の補充よりも、“売場を保つ”ための作業を中心に。
- 室内温度を確認し、冷蔵庫や什器の効率運転を調整する。
🌇 夕方〜夜間(17時〜23時):「最大の売上チャンス」
- 最も動く時間帯。仕事帰り・部活帰り・夕涼みなどで需要が集中。
- 特にスポーツドリンク・炭酸水・氷の補充を切らさないことが重要。
- 夜間シフトでは「売場が冷えているか」「見た目に涼しさがあるか」を重点チェック。
- 冷感グッズ・塩タブレットのレジ横展開で“ついで買い”を狙う。
🌄 深夜(0時〜5時):「次の日の“勝負の朝”をつくる準備時間」
- 来客は少ないが、翌朝に備えた在庫補充・温度調整の最適時間帯。
- 飲料・氷・冷感グッズの欠品を防ぐため、
夜間のうちに“冷えた状態で翌朝に渡せる”在庫を整える。 - この時間にPOPの補充や什器清掃も行うと、翌日の立ち上がりがスムーズ。

猛暑日は「お客様が減る日」ではなく、
「時間帯を変えて売る日」だと思っています。
客数が落ちても、動く商品・動く時間を押さえれば、
しっかり売上は守れます。
“冷たさを切らさない”こと、それが一番の信頼づくりです。

☀️ まとめ:猛暑日は“工夫次第でチャンス”に変えられる

猛暑日は、確かに日中の来店客が減りやすく、
一見すると「売上が落ちる日」に見えます。
しかし、実際には――
動く商品と時間帯を見極めれば、十分に売上を守ることができます。
スポーツドリンクや氷、無糖炭酸水、塩分補給アイテムなどは、
猛暑になるほど売上が伸びる“勝負カテゴリ”。
特に補充のタイミングと売場の温度感を意識すれば、
お客様の「つい手が伸びる」環境を作ることができます。
また、時間帯を味方につけることも重要です。
昼間に客数が落ちても、夕方・夜・早朝に集中する需要を逃さないこと。
これだけで一日の売上バランスが変わります。

猛暑は売上が下がる日ではなく、
“準備していたお店だけが伸びる日”だと思っています。
売場の温度、見せ方、声かけ――。
そのひとつひとつの工夫が、数字に直結します。
「暑い日こそ、店の力が試される」そんな気持ちで、今日も現場に立っています。
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