【現場エピソード】オーナーのリアルな1日と覚悟の話
こんにちは、はなパパです。
今回は、コンビニFCオーナーとしての「リアルな1日」と「経営者としての考え方」について、少し踏み込んだ話をしていきます。
⚠️この記事には、店舗経営の負の側面が多く含まれています。
「明るい話が読みたい」「つらい話は見たくない」という方は、別の記事を読むことをおすすめします。
経営者に「休み」は無い
これはどんな業種にも共通することですが、経営者にとって完全な休みというのは存在しません。
ましてや、私のように24時間営業のコンビニを運営している場合、いつどこで何が起こるかわかりません。
スタッフが急に来れなくなったり、設備が故障したり、トラブルの連絡が来るのは深夜だって関係ありません。
つまり、「24時間、いつでも働ける状態であること」が、この仕事をしていくうえでの前提です。
コロナ初期の地獄のような日々
一番きつかったのは、コロナウイルスが発生した直後でした。
スタッフの欠勤や退職が相次ぎ、募集媒体に掲載しても応募がほぼゼロ。
「人と接触する」こと自体が敬遠され、そもそも仕事に応募が来ない状況でした。
そんな中、私が24時間連続で働かざるを得なかったことも何度もありました。
それでも動けたのは、体力と「覚悟」
幸い、私は学生時代ずっと運動部に所属していたこともあり、体力には多少の自信がありました。
でも、正直なところ体力よりも支えてくれたのは、「今こそ自分が動く時だ」という覚悟だったと思います。
人数が減ったからこそ、少人数でも回るように、右腕を育てようと決めました。
その意志があったから、過酷な日々でも、ブレずにやってこれた気がします。
今では「現場に立たずに回る店」に
そんな時期を乗り越えて、今では私自身がシフトに入らなくても店が回る仕組みができました。
物価の上昇とともに、アルバイト・パートを希望する人が増えたのも追い風でしたし、
なにより、過去に育てた“右腕”が店長として動いてくれているのが大きいです。
仕組みと信頼があれば、現場にいなくても循環する──それをようやく体感できるようになってきました。
この商売は、儲かるためのものではない
コンビニ経営は、決して粗利率が高いビジネスではありません。
平均的な粗利は約30%。
IT業界などでは粗利70〜80%も珍しくありませんから、相対的に見れば非常に厳しい世界です。
それでもこの仕事を続けられるのは、「目先の利益」以外に、やりがいや目的があるからです。
「目標」がなければ続けられない
この仕事に限らず、事業を続けるうえで重要なのは、お金の先にある「何のためにやっているか」だと思います。
店舗を通じて人を育てたい、
地域に必要とされる存在でありたい、
家族の生活を守りたい。
そんな目標や信念があるからこそ、キツい時期を乗り越えられるのです。
まとめ:厳しさの中にある“やりがい”
コンビニ経営は、体力も精神力も試される仕事です。
でも、そこで得た経験や人とのつながりは、他では得られない財産でもあります。
これから始める方、始めたばかりの方、もう何年も運営している方も、ときには立ち止まり、自分の「なぜやるのか」を見つめ直す時間を持ってみてください。
厳しさの先にあるやりがいと、仲間と築く店舗運営の喜びを、私はこれからも伝えていきたいと思っています。
ではまた、現場で会いましょう。