採用は「余裕」がなければ失敗する。人の見極めで店は決まる
こんにちは、はなパパです。
今日は少しシビアなテーマですが、避けては通れない「人材採用と育成」について書いてみようと思います。
人手不足の時代。現場は常に「誰かが辞めた」「早く補充しないと」という焦りに追われがちです。
でも、その焦りのまま人を採用してしまうと、かえって店舗運営に大きなマイナスを生んでしまうこともあります。
余裕のない採用が「誰でもいい」につながる
人を採用するときに最も大切なのは、こちら側の心のゆとりです。
忙しさや人手不足でパニックになっていると、「とにかく入ってくれればいい」という気持ちになりがちです。
でもこの状態で面接をすると、結果的に雇ってはいけない人を雇ってしまう可能性が高くなります。
たとえば、最近よく言われる「働かないおじさん」。
やる気がない・周囲に悪影響を与える・でも辞めてもらうのが難しい……そんな人が一人いるだけで、職場の空気も数字も悪くなるんです。
採用は“勢い”ではなく“見極め”がすべて
店舗を継続して自分で運営している場合、採用判断を一人一人積み重ねていくことで修正が効きます。
ですが、特に注意が必要なのが「引き継ぎ」の場面です。
- 直営店から引き継いだ場合
- 他のオーナー店舗を譲渡された場合
こういったケースでは、すでに“出来上がっている人間関係・ルール・空気感”が残っています。
それを途中から変えようとしても、非常に難しい。
だからこそ、引き継ぎの際は「全員1から選び直す」くらいの覚悟が必要だと私は思っています。お金も時間も労力もかかりますが、それぐらいの投資が必要なほど重要なことだと思います。
最初に“自分の形”を叩き込んだ方が、結局は近道
店舗をうまく回すには、自分の価値観・ルール・文化を共有できるスタッフが不可欠です。
他人がつくった形を修正するよりも、最初から自分のやり方で人を育てる方が早いというのが私の実感です。
もちろん、人手不足の中でそう簡単に言えることじゃないのも分かります。
でも、「変な人を雇って後悔する」より、「信頼できる人を育てる」苦労をすることを選んだ方が絶対に店舗の未来は明るくなるんです。
まとめ:採用で妥協しない。それが自分と店を守る
人材育成や採用は、店舗運営の中でも非常にエネルギーのいる仕事です。
でも、「人を見極める力」「育てる覚悟」を持たないと、いつか店の足元がぐらついてしまいます。
焦らず、でも誤魔化さず。
信頼できる人と一緒に現場をつくっていくことが、長く続く店の土台になると思います。