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晴れの日に売れる商品と現場対応|店舗経営の見せ場

hanapapa
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晴れの日は“最大のチャンス日”

――現場が輝く、売上を伸ばす1日の使い方

久しぶりの快晴。
朝からお客様の足取りが軽く、店舗の前を行き交う人の数もいつもより多い。
そんな「晴れの日」は、現場にとってまさに最高の売場日和です。

気温が上がり、外出需要が高まることで、
飲料・アイス・軽食・レジャー向け商品などが一気に動き出します。
同時に、お客様の行動が活発になる分、“対応力”が問われる日でもあります。

つまり、晴れの日は――
「商品が売れる日」ではなく、「現場が売上を作る日」。

本記事では、
晴れの日に売れる定番商品と、
その日だからこそ意識したい現場対応・スタッフ配置のポイントを、
経営視点と現場感覚の両方から解説します。

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☀️ 晴れの日に売れる商品ランキング

当然を押さえる

――“動く商品”を押さえて、現場で差をつける!

晴れの日は、外出するお客様が増えることで「持ち歩き需要」や「屋外消費」が一気に高まります。
特に以下の3カテゴリは、気温と連動して売上が伸びやすい“動く商品”です。

🥤 ① 冷たい飲料(炭酸・スポーツドリンク・水)

外出・通勤・通学など「持ち歩き需要」が最も増えるカテゴリ。
特に炭酸飲料・無糖炭酸・スポーツドリンクは晴れの日の主役です。

💡現場ポイント

  • 朝〜昼にかけて動きが早いので、出勤前に前補充を完了させる。
  • 店頭・入口前に「冷えています」POPを設置して体感訴求。
  • ケース陳列で“まとめ買い導線”をつくると単価UP。
はなぱぱ
はなぱぱ

晴れの日対策は「朝イチの冷蔵棚補充」で決まる。
一番冷えている状態をキープするだけで、売れ方が変わります。

🍦 ② アイスクリーム・氷菓子

晴れの日に「衝動買い」されやすい代表格。
気温が25℃を超えると動きが急増し、特にファミリー層・女性層が多くなる傾向です。

現場ポイント

  • 入口近くの冷凍ケースに「期間限定」「人気TOP3」などのPOPを設置。
  • コンビニカップアイスは“持ち歩きやすさ”訴求が効果的。
  • スプーン・ナプキンなど“食べやすさの気配り”もリピートにつながる。
はなぱぱ
はなぱぱ

晴れの日は「つい買い」を生むチャンス。
売場を明るく見せることで購買率が上がります。

ハーゲンダッツ食べたい。

はな
はな

🍙 ③ おにぎり・サンドイッチ

行楽や屋外イベント、ドライブなど“手軽に食べられる”需要が増加。
特に晴れた週末+昼前後は、売上ピークを迎えます。

現場ポイント

  • 朝8時〜11時台にかけて品切れを絶対に防ぐ発注調整を。
  • 売場POPに「お出かけのお供に」「ドライブのお供に」など具体提案を。
  • ドリンク・デザートとの“お出かけセット陳列”が効果的。
はなぱぱ
はなぱぱ

「晴れの日×行楽シーン」を意識した並べ方が鍵。
外出需要を先読みするだけで、昼ピークの売上が変わります。

晴れの日は「商品が売れる日」ではなく、「売場の準備が試される日」です。
朝から冷蔵棚・ホットケースを完璧に整えるだけで、売上の立ち上がりが全く違います。
晴れ=勝負日。スタッフ全員で“動く商品”を逃さない意識が大切です。

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🌤 晴れの日は“普段動かない商品”を動かすチャンス

陽の当たる場所へ

晴れた日は、お客様の気分が軽くなり、購買意欲も自然と高まります。
そのため、普段あまり動きが鈍い商品でも、
「ついで買い」や「気分買い」につながる絶好のタイミングになります。

つまり――
晴れの日は、“普段売れない商品”を動かす日でもあるのです。

どんな商品がチャンスになる?

商品カテゴリ晴れの日に動きやすい理由
デザート系(プリン・ゼリー・ヨーグルト)明るい気分で「自分へのご褒美」購買が増加
ガム・ミント系外出機会が増え、「口元リフレッシュ」ニーズが高まる
日用品(ウェットティッシュ・除菌スプレー)車・お出かけ先で使えるため、晴れの日にまとめ買いが発生
カップドリンク・チルドスイーツひんやりしたものが欲しくなる“体感ニーズ”を刺激

💬 現場での展開ポイント

  • 「気分で買う」導線をつくる
     → 通路の端やレジ前など“目に入る位置”に配置し、POPで「今日のご褒美」「お出かけ前に」など感情を動かす文言を入れる。
  • いつもは売場の奥にある商品を“日差し側”に出す
     → 太陽光の当たる側や入口付近に並べるだけで“明るさ”と“季節感”を演出できる。
  • 少量展開で“売れている印象”を作る
     → 2〜3個だけ前面に並べ、「残りわずか」感を出すことで手に取りやすくする。
はなぱぱ
はなぱぱ

晴れの日は、お客様の行動が“前向きモード”になります。
だからこそ、「いつも動かない商品をどう見せるか」が腕の見せどころ。
陳列の場所や照明、POPの一言で、数字が変わります。

✅ 晴れの日販促・即実践チェック

チェック項目状況メモ
「晴れの日限定」POPを設置しているか例:「今日はいい天気!冷たいデザートいかがですか?」
普段奥にある商品を通路沿いに移動させているか
気温上昇に合わせてチルド系スイーツの在庫を調整しているか
外出向け日用品(除菌・ティッシュ)をレジ前に配置しているか
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☀️ ピーク対応で差がつく

差別化

――“晴れの日”の売上は、現場の動き方で決まる

晴れた日は、お客様の来店数が普段より2〜3割増えることもあります。
だからこそ、売上を最大化できるかどうかは、ピーク時間帯の対応力にかかっています。

ここで大切なのは、単に“人数を増やす”ことではなく、
「どの時間に、どんな動き方をするか」を明確にすること。

ピーク時の現場対応3原則

1️⃣ スタッフ配置は「動線」を意識して決める
 - 混雑しやすい時間帯(昼前・夕方)は、レジ・飲料補充・清掃の動線が重ならないよう配置。
 - 一人が複数役割を兼ねないようにすることで、無駄な往復を防ぐ。

2️⃣ “売場メンテナンス”を優先順位の上位に置く
 - 売場が乱れると、お客様は商品を探せず、購買機会を失う。
 - ピーク帯でも「空いた瞬間にフェイスアップ」を徹底し、「見た目の整い=信頼感」を維持する。

3️⃣ 補充・清掃・レジの連携を“シフト内で共有”する
 - 「何時に補充」「誰が冷蔵庫を回る」など、役割を明確にしておく。
 - 現場の小さなストレスを減らすことで、行動のスピードと笑顔が変わる。

🔹 売場メンテナンスが“売上を守る”

晴れの日は、売れるスピードが早い=乱れるスピードも早い
だからこそ、メンテナンス(整頓・補充・清掃)を怠らないことが重要です。

✅商品が切れていないか?
✅POPがずれていないか?
✅床や棚にゴミ・水滴がないか?

こうした“小さな整え”が、売上に直結します。
お客様は無意識のうちに、「整った売場=気持ちよく買える店」と感じています。

はなぱぱ
はなぱぱ

晴れの日ほど、「基本」が売上を変えます。
補充・清掃・声かけ――どれも地味ですが、徹底できた日は数字が跳ねます。
現場の整いが、お客様の信頼につながる。
それを体感すると、スタッフも自信を持って動けるようになります。当たり前を当たり前に原点であり頂点です。

✅ 現場マネジメントチェックリスト

チェック項目状況メモ
ピーク時間帯(例:11〜13時、17〜19時)を明確に把握しているか
レジ・補充・清掃スタッフの動線が重なっていないか
売場の乱れ(フェイス崩れ・在庫切れ)を即座に対応できる体制があるか
スタッフ間で「誰が・どの時間に・どの担当」を共有しているか
ピーク後の売場リカバリー(15分整頓ルールなど)を実施しているか
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🌞 まとめ:晴れの日は、店舗の力を最大限に引き出す日

価値を高めろ!

晴れの日は、ただ“売れる日”ではありません。
お客様が動き、スタッフが動き、売場が活気づく――
店舗全体の力がもっとも発揮される日です。

だからこそ、経営者や店長に求められるのは、
その一日を「なんとなく終える」ことではなく、
“最大の見せ場”として準備し、挑む姿勢です。

店舗のポテンシャルを引き出す3つの視点

1️⃣ 売場:朝一番の整備でスタートダッシュを決める
 → 商品・POP・照明を整え、“今日のテーマ”を打ち出す。

2️⃣ スタッフ:役割と目的を共有する
 → 「今日は晴れ、飲料・アイス中心で動く日」と声かけを。
 → 一人ひとりが動きを理解すると、売場が自然と回る。

3️⃣ お客様:気分を読み、購買を導く
 → 晴れの日は“気分買い”が増える。POPの一言、レジでの声かけが売上を変える。

はなぱぱ
はなぱぱ

晴れの日は、店の“空気”が変わります。
その空気をどう作るかは、経営者・店長次第。
スタッフの笑顔、整った売場、声かけの一言――
そのすべてが“店の実力”を映す瞬間です。

雨の日も、曇りの日もあります。
だからこそ、晴れの日は思いきり輝かせたい。
それが、私たち現場人のやりがいだと思います。

✅ 晴れの日経営・実践チェックリスト(最終まとめ)

チェック項目状況メモ
朝一で冷蔵棚・売場の整備を完了している
ピーク時間帯の配置・動線をスタッフ全員で共有している
普段動かない商品を晴れの日にあわせて前面展開している
売場メンテナンスの担当・タイミングを明確化している
「晴れの日=見せ場」としてスタッフに声かけしている

💡 この5項目を徹底するだけで、
「なんとなく忙しかった日」から「結果が残る日」に変わります。

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はなぱぱ
経営者
はじめまして、はなぱぱです。 コンビニ経営に携わって13年。 店舗での経験や経営者としての苦労、従業員教育の工夫などをまとめています。 経営者や店舗責任者はもちろん、従業員の方にもわかりやすく役立つ情報を発信していきます。
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