【経営の基本】社員店長が運営する直営店と、オーナー経営の違いとは?
こんにちは、はなパパです。
今回は、コンビニ業界でよくある2つの店舗運営パターンについて整理してみたいと思います。
それは、
- ① 本部が社員店長を雇って直営で運営するケース
- ② フランチャイズオーナーが1人で店を任されるケース
現場目線で、それぞれのメリット・デメリットを比べてみましょう。
① 本部直営店(社員店長による運営)
■メリット
- 本部の意向がダイレクトに反映されやすい
マニュアル・販促などが統一的に実行されやすく、品質管理がしやすい。 - 人材育成の場として活用しやすい
新人社員を教育する場として、現場運用の型を学ばせることができる。 - 経営リスクを本部が管理できる
売上のブレやトラブルも本部主導で解決しやすい。
■デメリット
- 店長の“当事者意識”が弱くなりやすい
あくまで「雇われ」なので、長時間勤務や赤字時の踏ん張りが続かないことも。 - 人件費・運営コストが高い
社員給与・福利厚生・教育コストが全て本部負担となる。 - 急な異動・退職による現場の混乱が発生しやすい
② フランチャイズオーナーによる運営
■メリット
- オーナーの責任感と当事者意識が圧倒的に強い
売上=自分の生活という直結構造なので、日々の改善力が違う。 - コスト感覚がシビアで経営意識が育つ
発注・人件費・廃棄などへの意識が高く、利益追求にシビア。 - 地域密着型の運営が可能
土地柄や常連客に合わせた品ぞろえや接客がしやすい。
■デメリット
- すべてのリスクが自己責任
人手不足・災害・業績不振など、すべてオーナー負担となる。 - 長時間労働・過労リスクが高い
休みが取れない、ワンオペ状態になることも。 - 経営センス・人材育成力が問われる
本部のマニュアルだけでは回らない。自力で育てる力が必要。
どちらが良い・悪いではない
本部直営でも、フランチャイズでも、それぞれの立場に「強み」と「課題」があります。
本部にとっては、安定した品質を維持するには直営が便利ですが、
現場での改善スピードや収益性では、オーナー経営の方が優れていることも多いです。
逆に、オーナー側にとっては、自分の意思で動ける分、やりがいと同時にプレッシャーもあります。
まとめ:店舗経営は「人の力」がすべて
結局のところ、どちらの運営形態であっても、その店舗の空気や成果を決めるのは“人”です。
本部社員でも、責任感と現場力を持った店長なら、素晴らしい店を作れます。
フランチャイズオーナーでも、自分を律し、スタッフを育てる覚悟がなければ店は回りません。
「誰が」「何のために」その店を任されているのか。
そこに経営の本質があるのだと思います。
では実際、オーナーの1日ってどんな感じなの?
「オーナーは大変だ」と聞いたことがある方も多いと思いますが、実際にどんな1日を送っているのか想像できない人も多いかもしれません。
次回は、私はなパパ自身が経験してきた、コンビニオーナーの“リアルな1日”と考え方について詳しくご紹介します。
正直、明るい話ばかりではありません。
ですが、そこにある現実と乗り越える力が、店舗経営の本質を教えてくれると信じています。
ではまた、現場で会いましょう!