298円のソフトクリーム、実証は年内8店|レジ横の「作る売場」が試すのは、売れるかより回るか——実験店の数字は、日販の低い店の答えにならない【現役オーナー】
ファミリーマートが、レジ横でソフトクリームを売る実証を始めました。注文を受けてから、店員がその場で巻いて渡す、本格的なものです。値段はレギュラー298円、ショート250円。都内の4店で始めて、年内に8店へ広げ、2027年の夏ごろまで検証を続けるそうです。
ニュースは「売れるか」を書きます。でも、店の人間が最初に気になるのは、別のところです。作業の人時が、どれだけ必要になるか。注文を受けてから作る商品は、作り置きの揚げ物などに比べて、廃棄になりにくい。それは本当です。ただ、作っているあいだ、その店員はレジに立てません。
しかも、実験店の数字は、そのままでは使えません。実験店は、そもそも日販の高い店から選ばれがちだからです。時間あたりにかけている人数も、人数をかける余力も違う。日販の低い店には、参考にならないことがある。国内に1万6,000店を超えるチェーンで、実証は年内8店。この少なさは、本部としても難しいと考えている表れだと思います。
それでも、売上を上げるための試行錯誤は、やっぱり楽しい。この記事では、レジ横が「作る売場」になるときに現場で何が起きるのかを、人時の目線で書きます。
- ニュース——レジ横で、ソフトクリームを巻く
- 本部がメリットを強く言うのは、当然——挑戦しないと回収できない
- 気になるのは人時——実験店は、日販の高い店から選ばれる
- 作る注文が入ると、レジは確実に待つ——焦りが、ミスとクレームになる
- 冬でも、売れる——ご褒美のスイーツとして
- スタッフは、ほぼ嫌がる——仕事が増えても、時給は変わらない
- 清掃は、人時の「余り」でやる
※ソフトクリームの実証の内容は2026年10月12日の日本経済新聞の報道、国内の店舗数はファミリーマートの公式サイト(2026年8月31日現在)に基づきます。店の話は、私の店での実感です。2026年10月12日時点の情報です。
第1章:ニュース——レジ横で、ソフトクリームを巻く
実証の中身
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 始めた店 | 都内の4店。年内に8店へ |
| 期間 | 2027年の夏ごろまで検証 |
| 値段 | レギュラー298円、ショート250円 |
| 味 | ミルク・抹茶・ミックスの3種。カップかコーンを選べる |
| 提供 | 注文を受けてから、店員がその場で巻く |
| 組む相手 | 日世(ソフトクリームの機器と原料の最大手。伊藤忠商事が出資) |
| 季節 | ミルクは通年。冬以降はチョコ・イチゴ・桃などの季節の味も |
| 狙い | 学生や会社員の集客。買い上げ点数と売上の上乗せ |
※2026年10月12日の日本経済新聞の報道に基づきます。
コンビニのソフトクリームの地図
コンビニのソフトクリームといえば、ミニストップの看板商品です。ローソンも、北海道の約100店と大阪の1店で扱っていると報じられています。国内の業務用ソフトクリームの市場は1,500億円(伊藤忠調べ)で、訪日客の増加で広がる見込みだそうです。
ファミマは、これまでもレジ横の商品を強めてきました。ただ、一年を通して置ける「定番のスイーツ」が、レジ横にはなかった。そこを埋めにきた、というのが報道の見立てです。
1万6,455店のうちの、8店
ファミマの国内の店舗数は、1万6,455店(2026年8月31日現在、同社の公式サイト)。そのうち、年内に8店です。そして、2027年の夏ごろまで、冬と夏の両方をまたいで確かめる。慎重な設計です。この慎重さは、売れるかどうかより、店で回るかどうかを確かめたいことの表れだと、私は読んでいます。
第2章:本部がメリットを強く言うのは、当然——挑戦しないと回収できない
始めた取り組みは、乗りかかった船
本部が新しい取り組みを広げるとき、メリットは強く打ち出されます。ソフトクリームなら、注文を受けてから作るので、揚げ物などのように作り置きして廃棄になることが少ない、といった具合です。
どの本部にとっても、始めた取り組みは乗りかかった船です。成功させたい。だから、メリットを強く強調して提案してくる。企業として、当然のことだと思います。
人件費が上がった分を、どこで回収するか
そして、チャレンジしていかないと、人件費が上がった分の売上を回収することは、到底できません。最低賃金の記事で、時給が56円上がると、年に約90万円の請求書になると書きました。コストは一気に来るのに、店の改善は1つずつしかできない。新しい売上の柱を探すこと自体は、正しいのです。
問題は、その挑戦を、どの店が、どの人時で回すかです。
第3章:気になるのは人時——実験店は、日販の高い店から選ばれる
いちばん知りたいのは、作業の人時

作業時間やピークとの重なり、清掃、覚えること、廃棄。もちろん、ここは絶対に聞いておきたいところですけど、いちばん気になるのは、作業の人時がどれだけ必要になるかですね。うちの店でも、新しい取り組みの実験をしたことがあるんですけど、そもそも店の選定自体が高日販だったりするんです。本部としては、成功事例を作って、データを共有して、取扱店を広げていきたいですからね。
コーヒーと揚げ物の記事で、作る商品には、帳簿に出ない「現場コスト」がついて回ると書きました。マシンの清掃、油の管理、副資材の補充、品質のチェック。どれも、人の手が要る作業です。ソフトクリームも、同じ種類の商品です。
実験店の数字が、そのまま使えない理由
実験店は、成功事例を作るための店です。だから、条件のいい店が選ばれがちになる。
| 比べるところ | 日販の高い店 | 日販の低い店 |
|---|---|---|
| 時間あたりにかけている人数 | 多い | 少ない |
| 人数をかける余力(経費) | ある | 少ない |
| 実験店に選ばれやすさ | 選ばれやすい | 選ばれにくい |
時間あたりにかけている人数も、人数をかける余力があるかも違う。だから、実験店で出た数字は、日販の低い店には参考にならなかったりします。
AI製スイーツの記事で、話題の新商品の初速は、店舗数分の発注によって構造的に保証されている、と書きました。実験店の数字にも、似たところがあります。数字そのものは本当でも、条件のいい店で作られた数字です。自分の店の人数と経費で読み替えないと、外します。
8店という少なさ
国内1万6,455店のチェーンで、年内に8店。このチェーン規模に対して実験店が少ないのは、本部としても難しいと考えている表れなんじゃないかと思います。売れることは、たぶん心配いらない。難しいのは、店で回すことのほうです。
第4章:作る注文が入ると、レジは確実に待つ——焦りが、ミスとクレームになる
やさしいお客様も、いる
注文を受けてから作る商品が、混んでいる時間に入ると、どうなるか。

確実にレジ待ちが長くなります。注文したお客様が、他のお客さんを対応した後に作ってくれたらいいよ、と言ってくれたり、後ろで並んでいるお客様も、注文が入ったのだから仕方ない、ゆっくりやって、みたいなことを言ってくれたりすることもあります。でも、すべてのお客様がそうしてくれるわけでもないし、頼まれた店員の側は少なからず焦りを感じて、それがミスにつながっていく。のちのち、クレームとして上がってきてしまうこともあります。
焦りは、あとから返ってくる
お客様のやさしさに、助けられる日もあります。でも、それを前提にはできません。焦れば、ミスが出る。ミスは、その場ではなく、あとからクレームになって返ってくる。
カスハラの記事の続報で、火種はほとんどいつも最初の対応にある、と書きました。作る注文が重なる時間帯は、その最初の対応が崩れやすい時間帯でもあります。作る商品の人時は、作業の時間だけでは測れません。焦りとミスの分まで、見ておく必要があります。
第5章:冬でも、売れる——ご褒美のスイーツとして
冬のアイスは、伸びる
では、冬のソフトクリームは売れるのか。

アイスの記事でも書きましたけど、冬でも絶対に売れると思います。フレーバーなどが増えてくれば、典型的なご褒美スイーツの位置づけになるんじゃないかなと思います。人時は厳しいし、利益にはつながりにくいけど、売上を上げるための試行錯誤って、やっぱり楽しいですね。
冬のアイスの記事では、冬は暖房の効いた部屋やこたつで食べる、濃厚なクリーム系のアイスが伸びると書きました。年末年始には、もうひとつ小さな山もあります。冬以降に季節の味を足していく今回の設計は、この冬の売れ方に合っています。
298円は、壁の手前
値段の298円は、300円の壁のすぐ手前です。300円を超えると、洋菓子屋さんと比べられるようになり、深夜や、よほどのご褒美の日でないと手が伸びにくい。298円なら、まず試してもらえる。そこから季節の味が増えて、ご褒美のスイーツに育っていく。売れ方の筋は、通っていると思います。
楽しい、でも利益にはつながりにくい
人時は厳しい。利益にもつながりにくい。それでも、売上を上げるための試行錯誤は楽しい。レジ前の和菓子の記事で、考えている時間が小売の仕事でいちばん楽しいと書きました。新しい売場を考える楽しさと、人時の厳しさ。その両方を、正直に並べておきます。
第6章:スタッフは、ほぼ嫌がる——仕事が増えても、時給は変わらない
店の理屈は、働く人の理屈ではない
新しい作業を、スタッフはどう受け止めるのか。

ほぼ嫌がられますね。二つ返事で「はい。頑張りましょう!」にはなりにくいですよね。仕事が増えるだけで、時給は変わらないですからね。経費の説明や、人件費上昇の受け皿として、と説明したところで、働くスタッフには関係のない話ですからね。
人件費が上がった分を回収したい、というのは、店の理屈です。働く人にとっては、覚えることが1つ増えて、レジで焦る場面が1つ増える話です。レジ前の和菓子の記事では、やりがいより楽を選ぶ人が多い、それでいい、と書きました。バイトの記事では、覚えることの多さは、採用では「壁」になると書きました。作る商品が1つ増えれば、その壁も少し高くなります。
まず、オーナーがやって見せる
声かけ販売の記事で、スタッフに任せるだけだと、なかなかやりたがらない、だからオーナー自身が先頭に立つのが大事だ、と書きました。新しい作業も、まずはオーナーが自分でやって見せるところから、なのかもしれません。
第7章:清掃は、人時の「余り」でやる
清掃は、いつやるのか
作る商品には、機械の清掃がついて回ります。清掃と衛生のガイドでも、ソフトクリームの機器は、温度と洗浄を記録する重要管理点の一つに挙げました。では、その清掃は、いつ、誰がやるのか。

時間帯はさまざまですね。余力がある時間だったり、作る可能性がいちばん低い時間だったり。だいたい夜勤がやっている店がほとんどなんじゃないかと思います。うちの場合は、人時が1.5や2.5必要なときに、2名や3名の体制になっている時間にやるかな。だから、忙しい時間帯にやっていたりもします。
0.5人の余りが、清掃の時間になる
セルフレジの記事で、0.3人のシフトは組めない、と書きました。シフトは1人単位でしか組めないので、必要な人時が1.5なら、2人入れることになる。その0.5人の余りが、清掃の時間になります。朝の2時間の記事で書いた、レジは1人で足りるのに2人入れている時間帯の2人目と、同じ考え方です。
余りのない店では、どうなるか
裏を返せば、人時に余りのない店では、清掃の時間を新しく作らなければなりません。日販が低く、ぎりぎりの人数で回している店ほど、そうなります。第3章の話に戻ります。実験店の数字が、日販の低い店の答えにならない理由は、ここにもあります。
よくある質問(FAQ)
Q1. ファミマのソフトクリームの実証とは、どんなものですか?
ファミリーマートが、レジ横でソフトクリームを売る実証です。注文を受けてから店員がその場で巻いて渡す本格的なもので、値段はレギュラー298円、ショート250円。味はミルク・抹茶・ミックスの3種です。都内の4店で始め、年内に8店へ広げ、2027年の夏ごろまで検証します。機器と原料は、伊藤忠商事が出資する日世と組んでいます(2026年10月12日の日本経済新聞の報道)。
Q2. なぜ、実証の店は8店と少ないのですか?
国内1万6,455店のチェーンに対して、年内8店は少ない数です。私は、本部としても難しいと考えている表れだと見ています。売れるかどうかより、店で回るかどうか——作業の人時、レジ待ち、清掃——を、冬と夏の両方で確かめたいのだと思います。
Q3. 注文を受けてから作る商品は、廃棄が出にくいのですか?
作り置きの揚げ物などと比べると、注文を受けてから作るので、廃棄にはなりにくい商品です。本部が新しい取り組みを広げるときには、こうしたメリットが強く打ち出されます。ただ、作っているあいだはその店員がレジに立てないので、人時は確実に要ります。
Q4. 作る商品を増やすとき、オーナーは何を見ますか?
作業時間、ピークとの重なり、清掃、覚えること、廃棄は、どれも聞いておきたいところです。そのうえで、私がいちばん気になるのは、作業の人時がどれだけ必要になるかです。
Q5. 実験店の結果は、どの店にも当てはまりますか?
当てはまらないことがあります。実験店は、成功事例を作ってデータを共有し、取扱店を広げるための店なので、そもそも日販の高い店から選ばれがちです。時間あたりにかけている人数も、人数をかける余力(経費)も違うので、日販の低い店には参考にならないことがあります。
Q6. 混んでいる時間に作る注文が入ると、どうなりますか?
確実にレジ待ちが長くなります。待ってくれるやさしいお客様もいますが、すべてのお客様がそうではありません。頼まれた店員は焦り、それがミスにつながり、のちのちクレームとして上がってくることもあります。
Q7. 冬でも、ソフトクリームは売れますか?
私は、冬でも売れると思います。冬は暖房の効いた部屋で食べる濃厚なアイスが伸びますし、季節の味が増えれば、典型的なご褒美のスイーツになるはずです。298円は300円の壁の手前の値段で、まず試してもらいやすい価格です。
Q8. 新しい作業が増えることを、スタッフはどう受け止めますか?
ほぼ嫌がられます。仕事が増えても時給は変わらないので、二つ返事で引き受けてもらうのは難しい。経費や人件費の説明は、働くスタッフには関係のない話です。声かけも、スタッフに任せるだけではやりたがらないので、オーナーが先頭に立つようにしています。新しい作業も、まずオーナーがやって見せるところから、なのかもしれません。
Q9. 機械の清掃は、いつやるのですか?
店によってさまざまで、夜勤がやっている店がほとんどだと思います。私の店では、必要な人時が1.5や2.5のときに2名や3名の体制になっている時間、つまり人時に余りがある時間にやります。だから、忙しい時間帯にやっていることもあります。
Q10. この記事の情報の出典は?
ソフトクリームの実証の内容、ミニストップとローソンの展開、市場規模は2026年10月12日の日本経済新聞の報道、ファミリーマートの国内の店舗数は同社の公式サイト(2026年8月31日現在)に基づきます。人時、レジ待ち、スタッフ、清掃の話は、私の店での実感です。
まとめ:売れるかより、回るか
ファミリーマートが、レジ横でソフトクリームの実証を始めました。注文を受けてからその場で巻く298円のソフトクリームを、都内の4店から年内に8店へ広げ、2027年の夏ごろまで確かめます。注文を受けてから作る商品は、揚げ物などに比べて廃棄になりにくい。本部がそのメリットを強く打ち出すのは当然で、挑戦しなければ人件費の上昇分は回収できません。ただ、店の人間がいちばん気になるのは、作業の人時です。実験店は、そもそも日販の高い店から選ばれがちで、時間あたりの人数も、人数をかける余力も違う。その数字は、日販の低い店の答えになりません。作る注文が混む時間に入れば、レジ待ちは確実に長くなり、焦りがミスとクレームを生みます。冬でも売れるご褒美のスイーツにはなるはずで、試行錯誤は楽しい。でも、仕事が増えても時給は変わらないスタッフは、ほぼ嫌がる。清掃は、人時の余りや、作る注文の少ない時間に回すことになる。国内1万6,455店のチェーンで8店という少なさは、本部としても難しいと考えている表れだと思います。
この記事の要点
- ファミマがレジ横でソフトクリームの実証を開始。298円と250円、都内4店から年内8店、2027年夏ごろまで(報道)
- 注文を受けてから作るので、揚げ物などに比べて廃棄になりにくい。本部がメリットを強く言うのは当然
- 挑戦しなければ、人件費が上がった分の売上は回収できない
- いちばん気になるのは、作業の人時がどれだけ必要になるか
- 実験店は日販の高い店から選ばれがち。人数も余力も違うので、日販の低い店の答えにならない
- 国内1万6,455店に対して8店という少なさは、本部も難しいと考えている表れ
- 作る注文が混む時間に入ると、レジ待ちは確実に長くなる。焦りがミスとクレームを生む
- 冬でも売れる。季節の味が増えれば、典型的なご褒美のスイーツに。298円は300円の壁の手前
- スタッフはほぼ嫌がる。仕事が増えても時給は変わらない。店の理屈は、働く人の理屈ではない
- 清掃は、人時の余り(1.5人分の時間に2人いる、など)でやる。余りのない店ほど厳しい
次のアクション
- [ ] 作る商品を1品増やす前に、1件あたりの作業時間と、混む時間帯の注文数から人時を見積もる
- [ ] 実験店の数字を見るときは、日販、時間あたりの人数、経費の余力が自店と同じかを確かめる
- [ ] 作る注文が重なる時間帯に、レジ待ちがどれだけ伸びるかを一度測る
- [ ] 作る注文で焦ったときのミスを防ぐ手順を、スタッフと決めておく
- [ ] 新しい作業を始めるときは、オーナーがまず自分でやって見せる
- [ ] 人時に余りが出る時間帯を洗い出し、清掃をそこに置く
- [ ] 冬の冷たいスイーツの売れ方を、曜日や時間帯ごとに見ておく
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参考|公式情報
- ファミリーマート|店舗数:国内店舗数は16,455店舗(2026年8月31日現在)
- 日世|会社概要:事業内容は、ソフトクリームの関連資材(ソフトクリームミックス、コーン、フリーザー)の製造販売など
- 厚生労働省|地域別最低賃金の全国一覧:令和8年度の地域別最低賃金は、全国加重平均1,177円(前年度から56円・5.0%の引き上げ)
- 日世|衛生的なソフトクリームを提供するために:販売店向けに、ソフトサーバー(ソフトクリームの機械)の洗浄殺菌や原料の取り扱いを指導し、日常の作業を確かめる自主管理点検表を公開
- 厚生労働省|HACCP(ハサップ):2021年6月1日から、原則としてすべての食品等事業者が、HACCPに沿った衛生管理に取り組む
ソフトクリームを1つ巻くあいだ、レジの前には次のお客様が並んでいます。やさしく待ってくれる人もいれば、そうでない人もいる。巻いている店員の手には、少しの焦りがあります。
売れるかどうかは、たぶん大丈夫です。冬でも売れる。問題は、回るかどうか。誰の人時で、どの時間に、誰の手で巻くのか。
それでも、新しい売場を考えるのは楽しい。8店の実証が、日販の低い店にも届く答えを出してくれるのか。冬の味が出るころ、もう一度見てみます。

