2026年10月たばこ値上げ|加熱式中心の対象銘柄・新価格まとめとコンビニ「9月の買いだめ需要」対応【現役オーナー】
来ました。2026年10月1日、たばこ値上げの第2ラウンドです。
4月の値上げ記事で、「加熱式たばこの課税方式見直しは4月・10月の2段階。10月にもう一度来る」と書きました。その予告どおり、各社から10月1日改定の申請が出そろいつつあります。今回の中心は、加熱式たばこです。
2026年7月末時点で確認できている内容を先にまとめると——
- JT:プルーム用スティック全31銘柄を一律40円値上げする申請を財務省に提出。認可されれば10月1日から(値上げ後の例:エボ620円・メビウス590円・キャメル570円)
- フィリップ モリス ジャパン:アイコス用のテリア620→640円(20円)・センティア570→590円(20円)、リル ハイブリッド用のミックス560→590円(30円)を申請。同じく認可されれば10月1日から
- BAT(グロー):4月は据え置きでしたが、6月1日にすでに改定済み(ラッキー・ストライク/ネオ30円、ケント20円)。10月分の発表は7月末時点では確認できていません
つまり、主要3社の加熱式が、この半年で出そろって一段高くなる流れです。たばこはコンビニの来店動機の柱。値上げのたびに、直前月の買いだめ需要と、直後の反動減という「山と谷」が現場にやってきます。4月のときに経験したあの流れが、9月〜10月にもう一度来る——そう構えておく話です。
この記事では、次の流れで整理します。
- 今回の全体像——4月に始まった「2段階」の後半戦
- 対象銘柄と新価格まとめ(2026年7月末時点・申請ベース)
- なぜ10月なのか——課税方式見直しと、この先のスケジュール
- 9月の現場——買いだめ需要を取り切る発注・在庫の構え
- 10月の現場——切替日の運用と反動減への防御
- 経営数字への影響——粗利率は下がる。でも取りに行く月
※価格・銘柄はいずれも申請中の内容(2026年7月末時点・各社発表と報道ベース)です。財務省の認可を経て確定するため、最終的な価格・対象は各社の公式発表で必ずご確認ください。
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この記事をもとにAIが対話形式で深掘りした音声です(Gemini Notebook〈旧NotebookLM〉で生成)。運転中や作業中の「ながら聞き」にどうぞ。
第1章:今回の全体像——4月に始まった「2段階」の後半戦
「またか」ではなく「予定どおり」
まず、今回の値上げの位置づけです。これは突発的な値上げではなく、2026年度の加熱式たばこ課税方式見直しが、4月と10月の2段階に分けて適用されることによる、予定されていた後半戦です。
4月1日に第1弾がありました。JTのプルーム用やフィリップ モリス ジャパンのテリア・センティアが一度上がったのは、記憶に新しいところです(詳細は4月値上げの記事にまとめてあります)。そして10月1日、第2弾。同じ枠組みの、残り半分が来る——それが今回です。
現場にとっての意味:あの「山と谷」がもう一度
経営の側から見ると、大事なのは税制の理屈より、お客様の行動です。4月の値上げで、私たちは一度経験しました。
- 直前月(3月):買いだめ需要の山。カートン買いが増え、たばこの売上が跳ねる
- 当月(4月):反動減の谷。買いだめした方が来なくなり、たばこ売上が沈む
この山と谷が、9月と10月にもう一度やってきます。しかも今回は加熱式中心——加熱式のお客様は銘柄への固定度が高く、毎日同じスティックを買っていく方が多い。つまり、需要が読みやすい値上げでもあります。構えた店と構えなかった店で、9月の数字は素直に差がつくはずです。

4月のときに「10月にもう一段来ます」とお伝えしていた、その第2弾がいよいよ具体化してきました。たばこはうちの店でも来店動機の柱です。値上げの前月は、カートンでまとめて買っていかれる方が本当に増える。あの流れが9月にもう一度来ると思って、今から発注と売場の準備を始めています。値上げ自体は止められませんが、準備と案内は店の仕事ですから。
第2章:対象銘柄と新価格まとめ(2026年7月末時点・申請ベース)
一覧表:主要3社の動き
各社の発表と報道を整理すると、こうなります(申請中=財務省の認可後に確定。7月末時点の情報です)。
| 会社・ブランド | 対象 | 値上げ幅 | 改定後の価格例 | 時期 |
|---|---|---|---|---|
| JT(プルーム用スティック) | 全31銘柄 | 一律40円 | エボ620円/メビウス590円/キャメル570円 | 10月1日(申請中) |
| フィリップ モリス ジャパン(アイコス用) | テリア29銘柄 | 20円 | 620円→640円 | 10月1日(申請中) |
| 同上 | センティア21銘柄 | 20円 | 570円→590円 | 10月1日(申請中) |
| 同(リル ハイブリッド用) | ミックス4銘柄 | 30円 | 560円→590円 | 10月1日(申請中) |
| BAT(グロー用スティック) | ラッキー・ストライク/ネオ/ケント | 20〜30円 | ——(6月1日改定済み) | 実施済み |
読み取りポイント3つ
- JTの上げ幅(40円)が今回は大きい。4月と合わせると、プルーム用は年間でかなりの段差になります。エボは620円と、テリアの現行価格に並ぶ水準です
- フィリップ モリスは20〜30円。テリアは640円に到達し、「アイコスは1箱600円台前半」の感覚が「600円台半ば」へ動きます
- BATは今回のタイミングには乗っていません(7月末時点)。ただし6月にすでに一段上げており、無風というわけではない。10月分の発表が今後出る可能性はあるので、続報には注意が必要です
なお、紙巻きたばこは今回の10月改定の中心ではありません。「じゃあ紙巻きは安泰か」というと、そうでもないのですが——それは次章で。
第3章:なぜ10月なのか——課税方式見直しと、この先のスケジュール
加熱式の「税負担の公平化」を、段階的に進めている
背景を短く整理します。今回の一連の値上げは、加熱式たばこの課税方式の見直し——紙巻きたばこに比べて軽かった加熱式の税負担を、紙巻きと揃える方向に段階的に近づける改正——が土台にあります。狙いとしては、防衛力強化の財源確保と、紙巻き・加熱式の税負担の公平化という2つが挙げられています。
一気にやると影響が大きいので、2026年4月と10月の2段階に分けて適用する。だから半年で2回、値上げが来るわけです。メーカー各社の値上げは「便乗」ではなく、この税制変更を小売価格に反映するための、認可制の定価改定です。
この先も続く:2027年〜2029年の紙巻き増税
そして、今回で終わりではありません。報道ベースでは、2027年4月・2028年4月・2029年4月に、紙巻きを含むたばこ税が1本あたり0.5円(1箱10円)ずつ、3年連続で引き上げられる予定とされています(2026年7月末時点の情報です。今後の税制改正で変わる可能性はあります)。
つまり、たばこの値上げは今後数年、毎年の恒例行事になる公算が大きい。現場としては、「値上げのたびに騒ぐ」のではなく、「9月・3月は買いだめの山、10月・4月は反動の谷」という季節商戦のひとつとして、カレンダーに組み込んでしまうのが正解だと思っています。
第4章:9月の現場——買いだめ需要を取り切る発注・在庫の構え
加熱式の買いだめは「読みやすい」
3月の経験を、9月に翻訳します。ポイントは、今回は加熱式中心なので、需要がさらに読みやすいことです。
加熱式のお客様は、デバイスを持っている以上、銘柄の固定度が非常に高い。毎日同じスティックを1箱、決まった時間に買っていく方の顔が、レジに立っていれば浮かぶはずです。その方々が9月後半、カートンに切り替える——これが買いだめ需要の正体です。40円の値上げなら、1カートン(10箱)で400円の差。「じゃあ今のうちに」となるのは自然な行動です。
発注の構え:売れ筋銘柄に集中する
やることはシンプルです。
- 自店のたばこ売上上位の加熱式銘柄を洗い出す(POSで上位10〜15銘柄も見れば十分です)
- 9月中旬から、売れ筋銘柄のカートン在庫を段階的に積み増す。全銘柄を厚くする必要はありません。買いだめは売れ筋に集中します
- 9月最終週がピーク。ここで欠品させると、機会損失だけでなく「あの店は置いてない」という信頼の傷になります。たばこは来店動機の柱なので、この傷は値上げ後まで残ります
- 逆に、動きの薄い銘柄まで厚くしない。10月に売れ残った在庫は、反動減の中で消化に時間がかかります
在庫を持つことへの不安については、4月のときに「手持品課税は実施されない」という整理の案内があったことを4月の記事で書きました。10月分についても同じ枠組みの見直しですが、取扱いの詳細は必ず最新の公式案内・本部の連絡でご確認ください。
売場と声かけ:9月中に「知らせる」ことが最大のサービス
もうひとつ、9月の大事な仕事が告知です。意外なほど、値上げを知らないお客様は多い。
- たばこカウンター周りに「10月1日から価格改定(予定)」のPOPを早めに出す
- 毎日買っていかれる常連の方には、レジで一言。「10月から上がるみたいですよ」——これだけで「教えてくれてありがとう」になります
- カートンでのまとめ買いを提案するなら、押し売りにならない範囲で。「まとめてのご用意もできますよ」程度の、選択肢の提示に留めます

加熱式のお客様って、本当に銘柄が固定なんですよね。毎日同じ時間に、同じスティックを1箱。だから値上げ前の動きも読みやすいんです。9月の後半、その方たちが「カートンで」と言い始める。うちは売れ筋の銘柄に絞って、中旬から少しずつ在庫を積みます。全部に手を広げないのがコツです。それと、常連さんへの「10月から上がるみたいですよ」の一言。あれはセールストークというより、情報のお裾分けです。教えてもらえた、というのは、ちゃんと信頼になって返ってきます。
第5章:10月の現場——切替日の運用と、反動減への防御
9月30日の夜〜10月1日の朝:事故を防ぐ
値上げ当日の切替は、地味に事故が起きやすいポイントです。4月に経験した店も多いはずですが、おさらいしておきます。
- 価格表示の切替:たばこカウンターの価格札・プライスボードを、9月30日の閉店処理〜10月1日の朝で確実に更新する。旧価格の札が残っていると、レジとの差額でトラブルになります
- レジ価格は自動で切り替わっても、掲示は手動——ここのズレが揉め事の種です
- 「さっきまで580円だったのに」への備え:10月1日の朝は、値上げを知らないお客様が必ずいます。「10月1日から、たばこ税の関係で価格が改定されまして」と、店のせいではなく制度の話であることを短く言えるようにしておく。スタッフにもこの一言を共有しておくと、朝のレジが荒れません
反動減は「来る前提」で
10月前半は、買いだめの反動でたばこの数字が沈みます。これは防げません。来る前提で構えるものです。
- たばこの発注は10月第1週、通常より絞る(9月に積んだ在庫の消化月と割り切る)
- たばこ売上の谷を、ついで買いの付帯率で埋める。たばこのお客様がコーヒーを、ホットスナックを、と「1点足す」動きを取りに行く——このやり方はタバコ×高粗利の付帯率の記事で詳しく書きました。3月→4月でやったことを、9月→10月でもう一度やるだけです
銘柄スイッチの相談には、フラットに
値上げ後は、「もう少し安いのに変えようかな」という相談も増えます。テリア640円に対してセンティア590円、プルーム系はさらに下——と、価格の階段が今回はっきりします。聞かれたら、味の系統や本数を踏まえてフラットに案内する。特定銘柄を推す必要はありませんが、「この店の人はたばこに詳しい」と思ってもらえること自体が、たばこ客の定着につながります。
第6章:経営数字への影響——粗利率は下がる。でも取りに行く月
9月は「粗利率が下がって、粗利額が増える」月になる
数字の構造も、4月と同じです。たばこの粗利率は約10%と、店全体の平均(30%前後)より大幅に低い。だから、買いだめでたばこの構成比が上がる9月は、店全体の粗利率が見た目で下がります。
ここで慌てないことです。4月値上げの記事でも書いたとおり、9月に取りに行くのは「粗利率」ではなく「粗利額」と「来店」。たばこ1箱の粗利額は小さくても、カートンが動けば粗利額は積み上がるし、何より買いだめに来たお客様の「ついで1点」が店の利益を作ります。粗利率の低下を叱られそうな店長さんは、この構造を先に共有しておくと守れます(粗利率と粗利額の関係は粗利率と粗利益の違いの記事もどうぞ)。
値上げ後の単価上昇は、ごくわずかに利益を押し上げる
なお、値上げ後はたばこ1箱あたりの粗利額がわずかに増えます(定価の約10%という構造は変わらないため、定価が上がれば粗利額も少し上がる)。ただし、値上げは本数の減少——節煙・禁煙・より安い銘柄への移動——も同時に連れてきます。単価増で喜ぶより、本数減に備える。たばこに頼らず、たばこのお客様に「もう1点」を積む設計(付帯率)こそが、毎年の値上げ時代の守り方です。

値上げの月は、粗利率の数字だけ見ると悪く見えるんです。でも中身は、カートンが動いて粗利額と来店が増えている。ここを分かって見ているかどうかで、9月の評価はまったく変わります。そして10月の谷では、たばこのお客様への「ついで1点」で埋める。4月に一度やった型を、そのままもう一度回すだけです。値上げはこの先も毎年続きそうですから、この型は店の財産にしておいて損はないと思いますよ。
よくある質問(FAQ)
Q1. 2026年10月のたばこ値上げは、いつから・確定ですか?
10月1日改定の予定で、各社が財務省に申請中の段階です(2026年7月末時点)。たばこの定価改定は認可制のため、認可を経て正式確定します。過去の例では申請どおり認可されるのが通例ですが、最終的な価格・対象銘柄は各社の公式発表でご確認ください。
Q2. 今回、どの銘柄がいくら上がりますか?
中心は加熱式です。JTのプルーム用スティックは全31銘柄が一律40円(エボ620円・メビウス590円・キャメル570円に)、フィリップ モリス ジャパンはテリアが620→640円、センティアが570→590円、リル ハイブリッド用ミックスが560→590円の申請です。BAT(グロー用)は6月1日に改定済みで、10月分は7月末時点で発表を確認できていません。
Q3. 紙巻きたばこは今回上がりませんか?
今回の10月改定の中心は加熱式で、紙巻きの一斉値上げは含まれていません。ただし報道ベースでは、2027年・2028年・2029年の各4月に1本0.5円(1箱10円)ずつ、紙巻きを含む段階増税が予定されているとされます。紙巻きも「この先ずっと据え置き」ではない、と見ておくのが安全です。
Q4. なぜ4月と10月の2回に分けて値上げされるのですか?
加熱式たばこの課税方式見直し(紙巻きとの税負担の公平化)が、影響を緩和するために2026年4月と10月の2段階で適用されるためです。メーカーの値上げはこの税制変更を定価に反映する認可制の改定で、便乗値上げとは仕組みが異なります。詳しい背景は4月値上げの記事にまとめています。
Q5. お客様の買いだめは、いつまで・どれくらいお得ですか?
旧価格で買えるのは9月30日までです。プルーム用なら1箱40円差、1カートン(10箱)で400円差になります。まとめ買いをご希望のお客様には、取り置きやカートン単位のご用意を案内できると親切です。なお、たばこは品質保持の面から、極端な長期保管はおすすめしにくい商品でもあります。
Q6. 店側の発注は、どう構えればいいですか?
9月中旬から、自店の売れ筋加熱式銘柄に絞ってカートン在庫を段階的に積み増し、9月最終週のピークに備えます。買いだめは売れ筋に集中するので、全銘柄を厚くする必要はありません。ピークでの欠品は機会損失に加えて「あの店は置いてない」という信頼の傷になるため、売れ筋の欠品だけは避けたいところです。
Q7. 値上げ前に仕入れた在庫に、あとから税金がかかりませんか(手持品課税)?
2026年4月の第1段階の際は、手持品課税は実施されないという整理の案内がありました。10月分も同じ課税方式見直しの枠組みですが、取扱いの詳細は必ず最新の公式案内や本部からの連絡でご確認ください。不明な場合は本部・たばこ担当の卸に確認するのが確実です。
Q8. 値上げで、店の利益は増えますか?
わずかに増えますが、期待するほどではありません。たばこの粗利は定価の約10%なので、定価が40円上がると1箱あたりの粗利額は数円増える計算です。一方で、値上げは節煙・銘柄変更・本数減も連れてきます。単価増に期待するより、たばこのお客様への「ついで1点」(付帯率)で利益を積む設計のほうが確実です。
Q9. お客様への案内は、どこまでやるべきですか?
①たばこカウンターに「10月1日から価格改定(予定)」のPOPを9月早めに掲示、②常連の方にはレジで「10月から上がるみたいですよ」と一言、③10月1日の朝は「たばこ税の関係で」と制度の話であることを短く伝えられるようスタッフと共有——この3点で十分です。告知は販促というより情報提供で、店の信頼につながります。
Q10. この記事の価格情報は、いつ時点のものですか?
2026年7月末時点の、各社発表と報道に基づく申請段階の情報です。財務省の認可、各社の正式発表により内容が確定・変更される可能性があります。店頭の価格表示やお客様への案内は、必ず本部からの正式な連絡と各社公式サイトの最新情報に基づいて行ってください。
まとめ:予告どおりの第2ラウンド。9月を勝負月に
2026年10月1日、加熱式たばこ中心の値上げが来ます。JTはプルーム用全31銘柄を一律40円、フィリップ モリス ジャパンはテリア640円・センティア590円・ミックス590円へ——いずれも申請中で、認可されれば10月1日改定です(2026年7月末時点)。これは4月に始まった課税方式見直しの予定されていた第2段階であり、さらに2027年以降は紙巻きを含む段階増税も控えます。現場の型は4月と同じ。9月=買いだめの山(売れ筋加熱式のカートン在庫を中旬から積み増し・POPと一言で告知・粗利率でなく粗利額と来店を取る)、10月=反動の谷(発注を絞り・価格表示の切替事故を防ぎ・付帯率で埋める)。値上げは毎年の恒例行事になっていきます。騒ぐのではなく、季節商戦としてカレンダーに組み込む——それがこの値上げ時代の、いちばん現実的な構え方です。
この記事の要点
- 2026年10月1日、加熱式中心のたばこ値上げ(各社申請中・認可後確定)
- JT=プルーム用全31銘柄を一律40円(エボ620円・メビウス590円・キャメル570円)
- フィリップ モリス=テリア640円・センティア590円・ミックス590円へ(20〜30円)
- BATグローは6月改定済み。10月分は7月末時点で未発表=続報に注意
- 背景は加熱式の課税方式見直し(4月・10月の2段階)=予告どおりの後半戦
- 2027〜2029年は紙巻き含む1箱10円ずつの段階増税予定=値上げは毎年の恒例行事に
- 9月=買いだめの山。売れ筋加熱式に絞って中旬からカートン在庫を積む
- 告知(POP+レジの一言)は販促でなく情報提供。信頼になって返ってくる
- 10月=反動の谷。発注を絞り、価格表示の切替事故を防ぎ、付帯率で埋める
- 9月は粗利率でなく「粗利額と来店」を取る月。この型を店の財産にする
次のアクション
- [ ] 自店のたばこ売上上位の加熱式銘柄(10〜15銘柄)をPOSで洗い出す
- [ ] 9月中旬からの売れ筋カートン積み増し計画を発注担当と共有する
- [ ] 「10月1日から価格改定(予定)」POPの掲示時期を決める(9月上旬〜中旬推奨)
- [ ] 常連のお客様への「10月から上がるみたいですよ」の一言をスタッフと共有する
- [ ] 9月30日夜〜10月1日朝の価格表示切替の担当と手順を決めておく
- [ ] 10月1日朝の「たばこ税の関係で」の一言をレジ全員に共有する
- [ ] 10月第1週のたばこ発注を絞る前提で、付帯率(ついで1点)の打ち手を準備する
- [ ] 本部・卸からの正式な改定案内が届いたら、この記事の内容と突き合わせて確認する
このブログ内の関連記事
たばこ値上げ・粗利の型
- 2026年4月たばこ値上げ|対象銘柄まとめと「3月の買いだめ需要」在庫戦略(前編)
- コンビニ3月の粗利率低下をタバコで解説|高粗利商品の付帯率で粗利を回復する
- 粗利率と粗利益の違いをコンビニ向けに解説
物価高時代の店づくり
発注・在庫の考え方
参考|公式情報
本記事の価格情報は2026年7月末時点・申請ベースです。確定情報は必ず下記の公式発表と本部からの連絡でご確認ください。
- JT|加熱式たばこに係る課税方式の見直しに伴う小売定価改定の認可申請(2026年7月15日)
- 財務省|たばこ税等に関する資料
- 経済産業省|商業動態統計
- 日本フランチャイズチェーン協会(JFA)
- 中小企業庁
たばこの値上げは、店では止められません。決まるのは国会と財務省で、私たちのレジは、その結果を受け取る場所です。
でも、だからこそ思うのです。止められないものの前で、店にできることは案外多い。9月に在庫を切らさないこと。POPと一言で、ちゃんと知らせること。10月1日の朝、「たばこ税の関係で」と落ち着いて言えること。どれも小さなことですが、その小ささの積み重ねが、「この店はちゃんとしてる」になっていきます。
第2ラウンドのゴングは、もう鳴っています。4月に一度やった私たちなら、今度はもっとうまくやれるはずです。
9月を、勝負月に。

